最近、「マイホームは結局買うのか買わないのか」と聞かれることもあるのですが、現時点において買うという選択肢はかなりトーンダウンしている、というのが正直なところです。やはり迷っている間は買ってはいけない気がします。
ただ不動産の折込チラシにはできるだけ目を通すようにはしていますが。
さて、以前紹介した高く売れるマンション暴落するマンション―資産価値を絶対下げない85ポイントという本に書いてあったのですが、アウトフレーム工法という建築の手法があるのでご紹介しておきます。
これを知っていると知らないとでは、チラシの見方が変わると思います。
アウトフレーム工法というのは以下のようなものです(ヤフーのページより引用)。
http://dict.realestate.yahoo.co.jp/term_search?p=%A5%A2%A5%A6%A5%C8%A5%D5%A5%EC%A1%BC%A5%E0%B9%A9%CB%A1
ということで、柱や梁が室外に出ているかどうか、という話なのですが、柱が室内に出っ張っていると、家具を置きにくかったり、デッドスペースができてしまったり、ととにかく使い勝手が悪くなってしまう気がします。
ということで、いくつかサンプルを見つけてみました。
左上の洋室、下のLDKの部分に柱(黒い四角。以下、同様)がでっぱっていて、ちょっと使いづらそうな間取りです。
こちらの物件も、四隅に柱が出ていて、家具とか置きづらそうです。窓やバルコニーがあるとその前には高い棚は置けません。
次はよさそうな例です。
こちらは柱が室外に出ているため、各部屋はほぼきれいな四角形になっていて上の例と比べると明らかに使いやすそうです。
さらに進んでいるのがこちら。右上の部屋は若干柱が出てしまっていますが、ベランダ側の柱は完全に外側に出ています。このようになっていると、隣の部屋から覗き込まれる可能性はありません。つまり、プライバシーが確保されているわけです。
ぼくはマンションについての専門家ではないので、きちんとした説明はぜひ以下の本を参考にして頂きたいのですが、マイホームを買うにあたって、生活しやすい空間を確保するというのは非常に重要なことだと思います。
高く売れるマンション暴落するマンション―資産価値を絶対下げない85ポイント
ただ、どのような視点で住宅を評価するか、といったことを普通はあまり勉強する機会がない(または勉強しない)まま、買ってしまうこともあるかと思います。しかし、一生で最大の買い物であるならば、できるだけ後悔はしないようにしたいものです。
ある程度まで調べたら、エイヤッ!で買うしかないとは思いますが。