住宅ローンの金利が上昇

5月以降に適用される住宅ローンの金利がわずかながら上昇したようです。

みずほ銀など大手行、住宅ローン金利上げ
 みずほ銀行、三井住友銀行は30日、一定の期間で金利を固定するタイプの住宅ローン金利を引き上げると発表した。足元の長期金利の上昇を反映するためで、5月1日の新規融資分から適用する。すでに三菱東京UFJ銀行、りそな銀行も引き上げを発表している。
 10年物は4行とも0.15―0.2%引き上げ、3.90―3.95%とした。3年物は三菱東京UFJ銀、三井住友銀、りそな銀がそれぞれ0.05%引き上げて3.35%とした。みずほ銀は3.40%のまま据え置いた。(30日 22:01)

http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20090501AT2C3000I30042009.html
今後、一方的に上昇し続けるとは思いませんが、下がるとしても低下余地は限定的なわけで、どちらかといえば今後数年のスパンで考えたときに現在は金利のボトムに近いのではないかと思います(まあしばらくは上がる気はしませんが)。
大手行の住宅ローン金利が上昇したからといって、ぼくが借りている不動産投資ローンの金利がすぐに上昇するわけではありませんが、金利はだいたい同じような動きをする可能性が高いので、変動金利で借りているぼくとしては繰り上げ返済を積極的に行っていきたいと思います。
マイホーム購入を検討されている方は、そろそろ本格的に動いた方がいいかもしれませんね。マンション価格ももう少しは下がるかもしれませんが、下がる物件はすでに下がっているでしょうし、下がりづらい物件はしばらく待っても、それほどは下がらないでしょうし。
待っている間に、金利が0.5%とか上昇してしまったら、価格下落分を一気に吹き飛ばすことになりかねません(4000万円を30年、2%で借りたら、金利負担は約1322万円ですが、2.5%で借りたら約1689万円と、約367万円もの違いがあります!)。
マンション価格が1割下がっても、金利が0.5%上がってしまったら、吹き飛んでしまうくらいです。
30年固定、2%台とかで借りられたら、その30年の間のどこかで金利が4%、5%の時代が来るかもしれません。そうなったら逆ザヤです。それこそ返済はできるだけ遅らせて、金利が4%とかの定期預金か何かで運用しつつ、ラクラク返済、なんてことになるかもしれません。
過去30年間、いろいろなことがありました。今後30年間も同様に、金利の水準が現在とは大きく変わってくる可能性も完全には否定できません。
将来何が起こるかを正確に予測することは不可能ですが、将来起き得る環境変化は常に考慮しながら行動していきたいものです。

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