トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈1〉ブランド人になれ! (トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦 (1))
トム ピーターズ Tom Peters 仁平 和夫
トム・ピーターズと言えばエクセレント・カンパニー が有名、というか逆にそれ以外はトム・ピーターズについては知らなかったのですが、こういうサラリーマンの逆襲のための本も書いてるんですね。
逆襲のために「やってみよう」という欄があるのですが、これが200以上の項目があるとかで、かなり思いつきで書いているのではないかという気がしないでもありません。しかし、これらから何らかのヒントを得て、5個でも、10個でも具体的なアクションに結びつけることができたら、それはそれでよいのかもしれません。
特に転職しようという考えはなくても、会社のなかで自分をどのような存在にしていけるか、自分の強みは何なのかを明確にしていき、ブランド人になることは重要だと思います。
「充実した人生を送る秘訣は、仕事をもつこと、心血を注げるなにかをもつことだ。そして、いちばん大切なのは、そのなにかとは、自分にはできそうもないことでなければならない」 ヘンリー・ムーア(彫刻家) P.27
「私にとって仕事は、やらなければならないものだが、やりたくてたまらないものでもある。なにもかも忘れて没頭できるからこそ、仕事はすばらしい」 ドナルド・ホール(詩人・エッセイスト) P.28
MBAでも科目によっては没頭できるものと、没頭できないものがあります。没頭できるものを自分の仕事にできればかなり幸せだと思います。
これからは毎日、自分にこう問いかけてみよう。
自分がいまやっていることは、自分のブランド化になにか役立つだろうか?
答えがノーなら、時間の使い方を考え直したほうがいい。 P.39
ブランド化に限らないと思いますが、定期的に時間の使い方を見直していくことは大切なんだと思います。時間は唯一平等に与えられたものですし。
自分の名前をブランドにするというのは、やれと言われた仕事を嫌々やることではない。顔が見えるお客さんのために、まちがいなく付加価値がある商品を創造することだ。 P.52
私はそれほど信仰のあつい人間ではないが、社会が必要とする人間でありたい、世の中の役に立ちたいと、いつも願っている。 P.53
誰かにとって少しでも役に立つ人間になりたいものです。
朝、出社して机の前にすわったら、まず自分にこう言い聞かせてみよう。
「私はたしかに、この会社で働いているが、私はフリーエージェントで、ここには助っ人に来ているにすぎない。そして、その期限を決めるのは、ほかの誰でもない、この私だ」
私が勤めている会社ではない。私が会社だ!
決めた、そうしよう。いつから?いまからだ!(少なくとも頭の中で、、、) P.64
こういう感覚を持つことは大事なことなんでしょうね。プロのスポーツ選手的な感覚でしょうか。
これまでは夢見ることを話してきた。これから話すことはたっぷりと汗をかかなくちゃいけないことだ。すなわち、実行である。
別名、政治ともいう。政治は「ものごとを実現する技術」とか、「可能性の模索術」とか言われる。考えてみれば、まさに人生そのものではないか。この世の中、花ばかり見て暮らすわけにはいかない。だから、政治力をつけることは、あなたの人生に大きくプラスになる(どんな崇高な目標でも、人の助けや人との妥協なくして、達成はありえない)。 P.97
ぼくはかなり苦手です。結局はそこかよ、と思ってしまうこともありますが、結局はそこなんでしょうね。考え方を変えていかないといけないかもしれません。
「何をやるのかを決めるのは簡単。何をやらないのかを決めるのが難しい」 マイケル・デル P.118
いくら頑張っても前に進めないときに、自分には素質がないなどと諦めてはいけない。目には見えないところで、力が蓄えられてるのだから、、、。それは学んだことを静かに吸収している時間なのだ。 P.207
英語、英語、英語、、、こちらにきて1年半近く経つというのに、、、(英語そのものは勉強していないじゃないか、という話もありますが、、、)