最近、銀行経営ゲームの進捗状況を毎週アップデートしていますが、今回もその続きです。第3四半期を終わっての各行の株価は以下の通りです。
Bank1 113.3
Bank2 104.1
Bank3 124.4
Bank4 125.2
相変わらず、Bank3 & 4が調子よく、われらがBank1は3位です。
前回はCapital Notesを発行したのですが、今回はCapital Adequacyが低下してしまいました。最初、なぜ低下してしまったのか不明だったのですが、結果を丁寧に見ていったところ、Speculative Requirementというものが大幅に計上されていました。
金利リスクに対して、先物を使ってきちんとヘッジしていればこのSpeculative Requirementは計上されないはずであり、ぼくらのチームでは基本的に金利リスクはとらず、理論値通りのヘッジを行う、という方針でした。にもかかわらず、なぜか大幅に計上されていました。先生に聞いてみたところ、実は理論値通りどころか、まったくヘッジが行われていなかったということが判明しました。
これはある意味、オペレーショナルリスクです。つまり、ぼくらのマニュアルの読み方が浅かったというのも一因なのですが、パラメータの記入方法については先生に確認して毎回提出していたのできちんとヘッジされていると思い込んでいたのです。ところが、今までの記入方法は実は間違っていた、ということが判明しました。
今回はイールドカーブが大きく変化し全体的に金利が低下したのですが、ヘッジしていなかったこともあり、なんと税引き後利益が3倍近くに膨れ上がったのです(要因は、保有している国債や地方債の評価益です)。不幸中の幸いと言えば、そうなのですが、金利が逆に上昇していたら、と考えるとぞっとします。ということで、次回からは先物のヘッジについてきちんとした入力方法もわかったので、本業以外のところで大きく利益がぶれることはないと思われます。
昨日、次の四半期に向けたパラメータをすでに提出したのですが、今回は市場平均よりもかなり突っ込んだプライスにしておきました。今までは他のグループよりも悪目のプライスで、収益率やCapital adequacyを優先してきたのですが、Capital Notesも発行して資本を強化したこともあり、今回から攻めの経営に転じました。
さて、どうなることやら、、、