頭がいい人、悪い人の話し方

頭がいい人、悪い人の話し方というか、頭が悪い人の態度(姿勢)が書いてあり、このような態度(姿勢)では、まわりの人にバカだと思われるから直したほうが良い、といった事が書かれています。そして、まわりにそういう人がいた場合には、どのように接すればよいかという対処法が書かれています。
頭がいい人、悪い人の話し方 (PHP新書)
樋口 裕一
4569635458
例えば、

自分の価値観だけですべてを判断する
根拠を言わずに決めつける
ケチばかりつける
具体例を言わず、抽象的な難しい言葉を使う
感情に振り回される
低レベルの解釈をする
どんな話題もいつもの話にもっていく
人の考えをすぐうのみにする
その場その場でしか反応しない

など。
自分の知っている人のみならず、自分にもけっこうあてはまる部分がある気がします。程度の差こそあれ、誰しも思い当たることはあるのではないでしょうか。

「なぜか、実力を評価してもらえない」「上司からも同僚からも、いつも軽く扱われる」と不満に思っている方も多いのではなかろうか。その人たちは、もしかすると、ふだんの会話のせいで愚かだと思われているのかもしれない。そして、大事な仕事を任せられないと判断されているのかもしれない。

著者は「一度、社会に出ると、(中略)毎日の仕事上での会話の内容が、賢いかどうかの判断基準になる」と言っています。確かに、試験とかがあるわけでもないし、話し方というか、コミュニケーションを円滑に取れるかどうか(きちんと相手の言っていることを理解し、きちんと人に自分の意見を説明できるかどうか、など)が社会人になってからはかなり大切かもしれません。
この本で挙げられている例で、自分に該当しそうなものは、今後少しずつ気をつけていきたいと思いました。そして、上司、同僚などにそのような人がいる場合には、何もしないとまわりまわって、自分に悪影響がおよぼされる可能性があるので、適切に対処していく必要がありそうです。放置しておけばよいという単純な話ではないかもしれません。

2 件のコメント

  1. えるかぃ 返信

    私もこういった類の本、よく読みます。
    私は仕事上、”相手に不快感を与えない、好感が持てる”ような対応を求められるため、
    話し方の本や敬語の本、また人を理解するっという意味で心理学の本も読みます。
    ちょっとした気遣いで人に与える印象は大きく変わるものです。
    yokokenさんが今回読んだ本、おもしろそうだと思って、丸善で気になった本のひとつです(笑)。
    ところで、海外生活にもかかわらず、そっちでも日本の本よく読むのですか?
    PS 私が読んだ本の中に、逆に”バカになる”こともプラスに働くときがあると書いてありました。
    私の場合は”バカになる”というよりそのものなので、努力の必要はありませんが、
    インテリ相手にはかなりの効果を発揮します。
    yokokenさんのような頭のいい人にはそういった本も、逆におすすめです(笑)。

  2. yokoken 返信

    そうですね。人に与える印象って、非常に重要ですよね。
    どの本だったか忘れましたが、相手に与える印象として、外見が7割、話し方が2割、話している内容が残り(数字はうる覚えです)、といったようなことが書かれていました。ということで、中身よりも話し方そのものの方が重要なのかもしれません。
    Amazon.co.JPには大変お世話になってます。海外でも、少し送料はかかりますが、きちんと送ってくれるので活用させてもらっています。もちろん、英語の本を読むことも重要なのですが、日本語の本も、会社生活に戻ると今ほどは読めなくなるかなぁ、と思ってここぞとばかりに読んでいます。
    “バカになる”という話が書かれている本のタイトル覚えてらっしゃいますか?ぼくもこれ以上バカになるわけにはいきませんが、その本、おもしろそうですね。

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