HP 10bII 金融電卓(ただし、iPhoneアプリ)を購入しました!700円です。ぼくが購入した有料アプリの中では、歴代3位だと思います(これより高いのは、大辞林1500円、英辞郎1000円のみ)。
HP 10bII 金融電卓 | |
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で、実際の電卓も現在アマゾンでは3000円くらいのようですが、iPhoneアプリだと700円ということでさらに割安感があります。
思えば、この電卓は4年ほど前に購入を検討していました。
で、不動産投資では欠かせない?、CPMホルダーなら誰もが持っている?、この電卓ですが、何ができるかというと、住宅ローンなどでも同じですが、要するにローンの計算ができます。
ということで、簡単ですが、使い方をご紹介してみます。
まずはアプリを立ち上げたところです。
簡単な例として、住宅ローンをイメージしながら、3000万円を35年(420ヶ月)で、金利1%で借りた場合を考えてみます。
まずは420ヶ月ということで、Nのところに420を設定します(左上のNのボタンの上に420と表示されています(青い文字))。
次に、金利1%を設定します(こちらも、同様、左上あたりのI/YRボタンの上に、1.00と表示されています)
そして、借入額の3000万円を同様に設定(PVのボタンの上です)。
最後に、FVがゼロに設定されているのを確認してから、PMTボタンを押すと、毎月の返済総額(金利分+元本分)が、84,686円と計算できました。
例えば、この条件をベースに、毎月の返済額が120,000円になるような金利が何パーセントになるかを求めてみたり(この場合は、3.269%となりました)、
仮に金利が5%になった場合の、毎月の返済額を計算してみることもできます(この場合は、151,406円)。
このようにいろいろなパターンで事前にシミュレーションしておくと、市場環境が変化した場合に、どのような状況になるのかが事前に把握できるので、不必要に不安がることはなくなると思います。
そして、このアプリ、まだまだ使えます。
最初のローンの条件を入力してから、TVM(Time Value of Money)のモードへ。
とりあえず、Start = 1, End = 12 を設定して、Amortボタンを押すと、以下のように表示されます。
P -719,520.38
I -296,708.14
B 29,280,479.62
とあるので、最初の12ヶ月で元本分として719,520円返済し、金利分として296,708円返済し、そして、その12回の支払が終わった段階(残存期間34年)で、ローンの残高が29,280,479円残っていることが確認できます。
さらに、ローンの返済予定表も見ることができます。
例えば、# 120 のところを見ると、120回目の支払において、金利分として18,780円、元本分として65,906円の支払を行っていることを示していて(合計金額はもちろん最初に計算した通り84,686円です)、その時点におけるローンの残高が22,470,619円になっていることがわかります。つまり、10年後の住宅ローン控除の適用額が簡単に計算できるわけです(もちろん、金利が変化せず、繰り上げ返済もしなかったという前提ですが)。
ここではローン計算について紹介しましたが、もちろん標準的な関数電卓の機能などは標準装備されています。
iPhoneユーザーかつ、不動産投資家もしくはマイホーム購入予定の方(すでに購入済の方も)なら活用できることでしょう。
ちなみに、この電卓(アプリ版ではない方)のマニュアルはHPのページからダウンロードできます。英語版ですが、このアプリの使い方を勉強するには印刷して手もとにおいておくと便利です。
ということでこのアプリ、かなり便利だと思います。オススメです。
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