本日の日経新聞一面で報道されていましたが、来年から確定拠出年金の掛け金上限が引き上げられるようです。
確定拠出年金、掛け金上限上げ 来秋にも2~3割
政府方針
2013/10/27 2:00
運用の成績に応じて受け取る年金の額が変わる確定拠出年金(日本版401k)で、政府は企業・個人が毎月出す掛け金の限度額を引き上げる方針だ。企業が単独で出す場合でいまの月5万1千円を6万円程度にして、全体として2~3割引き上げる案を検討している。自助努力で老後の備えを増やしやすくするとともに、預貯金を株式や債券に振り向ける「貯蓄から投資」への流れを後押しする。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS2600J_W3A021C1MM8000/
これは確定拠出年金制度を導入している企業で働く、一会社員としてはうれしいニュースです。
現在、個人の資産運用としては、一般的な証券口座(もしくは銀行口座)、確定拠出年金、そして、来年から始まるNISA口座、とあるわけですが、中でも確定拠出年金での運用は税制面での優遇措置がかなり大きくなっています。
企業型の場合、給与から天引きで所得控除になり、さらに運用中に、リバランスなどをして途中で売却しても、一切課税されません。これは、複利で運用していく場合、かなり大きな効果があるのではないかと思います。
このあたり、確定拠出年金については、以下の書籍によくまとめられているので参考になると思います。
金融機関がぜったい教えたくない 年利15%でふやす資産運用術
竹川 美奈子
すべてを預金にするか、はたまた株式にするか、20年後、30年後に、運用で何倍にも差が開いている可能性もあることを考えると、ますます、各個人が運用せざるを得ない状況になりつつありますね。
ちなみに、ぼくは確定拠出年金の部分は、すべて外国株式、為替ヘッジなし、の投資信託にしています。