少し前ですが、「平成20年住宅・土地統計調査」というのが発表されました。あちら、こちらのブログでも早速取り上げられています。
朝日新聞の記事は以下の通りです。
全国の空室率、過去最高の13.1%に上昇 住宅・土地統計調査
2009年7月29日
総務省はこのほど、「平成20年住宅・土地統計調査」の結果を発表した。
それによると、平成20年10月1日現在における全国の総住宅数は5,759万戸で、平成15年からの5年間で370万戸増加した。空き家は756万戸で、総住宅数に占める割合は過去最高の13.1%(平成15年は12.2%)に増加した。
都道府県別では、空室率が最も低いのは沖縄県で10.2%。続いて神奈川県が10.5%、埼玉県が10.6%、山形県と愛知県が11.0%となっている。
一方、空室率が最も高いのは山梨県で20.2%。続いて長野県が19.0%、和歌山県が17.9%、高知県が16.5%となった。
同調査は、住宅・土地の保有状況及び世帯の居住状況などの実態を調査し、その現状と推移を全国及び地域別に明らかにすることを目的に、昭和23年以来5年ごとに実施しているもの。
http://www.asahi.com/housing/jutaku-s/JSN200907290001.html
オリジナルの調査結果は以下のページから閲覧できます。
平成20年住宅・土地統計調査(速報集計)結果の概要
上の記事でも「空き家率が過去最高」と書かれていましたが、以下のグラフで見るとよくわかるように、年々増加傾向にあるようです。大家さんにとっては頭の痛い問題です。
(世帯数はまだ増加しているものの)人口はすでに減少時代なわけですから、総住宅数がこれだけ上昇し続けていると空き家率が上昇するのも至極当たり前のことだと思います。
今後は1住宅あたりの面積をできるだけ広くして、住んでいる方の生活の質が向上していくとよいですね。ただでさえ土地が小さい日本において、こんなに空き家を作ってまで小さい居住空間を作ってももったいない気がします。
今後、小さい住まいから大きい住まいへと少しずつ新陳代謝が進むのかもしれません(都内ではワンルームマンション規制なんてのもありますし)が、住宅の場合はかなりの時間がかかりそうですね。
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>小さい住まいから大きい住まいへと少しずつ新陳代謝
家族用の住宅が主(というかそれしかないくらい)なシンガポールでは
独身男は家探しに苦労をします。
狭くて結構ですけどね。私は。どうせ寝るだけなんだし。
住居に何を求めるかというのは人によって全然違うでしょうね。
独身男性の方は寝場所というニーズが最も高いのかもしれませんが、お子さんがいらっしゃる家族の場合はまた別の側面が強いんだと思います。