良質なマンションを手に入れる

良質なマンションを手に入れる (生活人新書)
村上 健
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永く住み続けるために本当に大切なのは何だろう
マンションは人生最大の買物。主役は当然買主のはずが、売手のペースにはまっていた、ということも起こりがち。でも、「素人にはどうせわからない」と簡単に諦めてはいけない。マンションを見る目や判断力は努力次第で身に付くもの。納得できる住まいを掴むための知恵とヒントを、実例を交えて紹介。

http://www.nhk-book.co.jp/shop/main.jsp?trxID=0130&webCode=00882142007

住宅性能評価書がついている物件はある程度信頼性が高いものですが、設計性能評価書だけではなく、建設住宅性能評価書も付いているかを確認しましょう。 (P.25)

こういうポイントは、専門家でなければわからないでしょう、、、

売主と販売会社とは、もちろん同一が理想です。 (P.26)
設計と施工に関しては、違う会社が行うのは、逆に良いことなのです。 (P.28)

マンション開発に携わる会社間の利害関係がうまく働き、良質なマンションができあがる場合もあれば、馴れ合いの関係になって悪質なマンションが出来上がってしまう場合もあるようです。
簡単に言えば、良質なマンションを作るためには、やはり材料にもこだわる必要があります。しかし、良い材料を使うとコストが上昇します。一定の利益を保ちつつ、良質なマンションを適当な価格で提供するには、関係会社間に適度なバランスが必要のようです。
企業でいう、株主、経営陣、従業員などステークホルダー間の利害関係に似ているかと思います。これらのバランスが重要であるということです。株主至上主義では、結局バランスが壊れてしまって、長期的な存続は難しいことがわかってきたわけですし。

床については後述しますが直床ではなく、二重床のほうが良いのですが、壁は逆に、二重ではなく、クロス直貼り工法がいいといわれています。 (P.39)

こういう点って、一般的にはどのくらい考慮して購入されているのでしょうか。まあ、気にしすぎても買えなくなる気がしますが。

満足のいくマンション、良質なマンションを手に入れる。これはすべての購入者の熱意にかかっています。どんなことも人任せにせず、どんな場面でも、その目的のために努力を惜しまない人が、手に入れられるものなのです。
私はこれからも、そうした人たちのお手伝いをしていきたいと思っています。 (P.202)

結局は、ここが一番大事なんだと思います。人任せにせず、自分でやる。
勢いで買ってしまって後悔する、なんてことのないようにしたいですね。大きな買い物ですから。

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