3日目ですが、最終日は午前中の飛行機なので実質的には3日目が最終日です。この日の夜に、マンチェスタービジネススクールのクラスメイトの結婚披露宴があり、それに参加するのが今回の旅行の趣旨でした。
ということで、まずはご祝儀用の小切手(禮券)を購入しに、HSBC銀行へ向かいました。
これが禮券と呼ばれる小切手で、香港の結婚披露宴では現金もしくはこの小切手でご祝儀を包むようです。香港人Rに相場を聞いたところ、「600HKドルとか、800HKドルくらい」とのことでしたが、こちらを真似させて頂いて888HKドル包むことにしました。
ちなみに、小切手は悪用されるのを防ぐために受取人を明確に書けるようになっているのですが、ご祝儀の場合は空欄のままにしておいてよいそうです。というのも、香港では結婚費用は一般的にご両親が負担していることが多く、ご祝儀はそのまま本人たちからご両親に渡すことが多いためだとか。
その後、朝はマクドナルドで食べましたが普通においしかったです。少なくともイギリス(マンチェスター)のマクドナルドとは桁違いでした。
その後はタイ人Nと待ち合わせて、土産物めぐり。まずは奇華餅家というお菓子屋さん。地球の歩き方にはセントラルのお店しか載っていませんが、香港人のクラスメイトが電話でホテルの近くにある支店の位置を確認してくれて、尖沙咀にあるお店(漢口道、Hankow Rd.沿い)に行きました。
The Best Tea House Co. Ltd.(”茶芸楽園”っぽい漢字です)というお茶のお店(これも地球の歩き方に載っていたのですが、3ヶ月ほど前に移転したとかで、すぐ近くの重慶大厦(Chung King Mansion)内にありました)で、3種類ほど試飲した後で、一つだけ買いました。オーナーの方は日本語もけっこう話してました。
シッピングモール(?)である海港城(Harbour City)からの眺めです。
お昼は香港文化中心の近くにある映月婁(3文字目は”木”偏が抜けてます)というお店に行きました。ハーバービューを楽しみながら飲茶、と思って行ったのですが、よさげな席は満席でした。
お昼とは別のお店(”許留山”)でマンゴー系デザートを食べました。
一度ホテルに戻って、着替えてから結婚披露宴に出かけました。マカオ人J、香港人Rと待ち合わせて一緒に行きました(というか、ぼくらは場所を知らなかったので、連れてってもらいました)。
フェリーで香港島へ渡りました。
受付を済ませて会場に入ると、目に飛び込んできたのはマージャンをやっている人たち。香港の結婚披露宴では、至って普通のことだそうです。
ぼくらMBSのご学友(?)テーブルは22番でした(香港で働いているマレーシア人Eと、韓国人Sも出席していました)。1テーブルにつき12名程度が座っていて、テーブルは30番まであった気がするので出席者数はなんと360名近く!
しかも、ぼくらのテーブルあたりから別の部屋(といっても、すぐつながっていますが)になっており、メインの部屋の様子はテレビモニターを通して常時映されていました。そのモニターがまた32インチとか、37インチ程度のもので、小さいのです。
それから、日本と香港の違いという意味では、日本の披露宴では新郎新婦は高砂(ひな壇みたいなところ)に座っていると思いますが、香港では両家のご両親と同じ(と思われる)テーブルに座っていました。ということで、日本では両家親族のテーブルは高砂から最も離れた場所にありますが、香港では一番前にありました。
出席者との写真撮影(この時にご祝儀を手渡ししました)、ケーキカットなど、一通り終わって、21時ごろから料理が出始めました。
本日のメニューです。メインは縁起がいいので8品と決まっているそうで、その後に小さめの文字で書いてあるのはワンタンだったり、チャーハンだったり、デザートだったり、フルーツだったり、メインにはカウントされないものだそうです。
各テーブル毎に子豚の丸焼きが来ますが、最初に運ばれてきたもの(おそらく両家親族テーブル用)のみ、目のところが電球になっていて、ピカピカ光っていました。
お箸は2膳あったのですが、今回の料理の場合は、使い分けはあまり気にしなくてよかったとか(マカオ人Jに聞きました)。
ということで、お腹いっぱいになりました。
23時頃にぼくらのテーブルにフルーツが運ばれてくる頃に、みなさんテーブルを立ち始め、あっという間にガランとした空間になりました。帰りはあっさりとしているようです。現地の香港から出席していた人たちは普通に働いて、そのまま披露宴に参加ですから、かなりきついでしょうね。香港ではこのように結婚式(披露宴の前に行われていたようです)、披露宴は平日に行われるようです。
それから新婦はお色直しを3回(つまり、4着)もしていました。大変そうですね。
香港と日本では、同じアジアの国であっても、結婚披露宴はかなり違いました。レストランでケーキカットから始まり、お色直し、写真撮影、など表面的にはかなり似ています。ただ、雰囲気的にはまるで別物といった感じです。
例えば、上の写真から出席者の服装がわかると思いますが、かなり普段着率が高いです。日本の結婚披露宴でTシャツにジャージをはおった程度で出席している方はまずいないと思いますが、そういった方もいらっしゃいましたし、そこまででなくても、普段着程度の方が大半で、スーツにネクタイをしている人は限定的でした。
どちらがいいとか悪いではなくて、ずいぶん違うんだなぁ、と思いました。
お二人とも、いつまでもお幸せに!
なお、香港の結婚式&披露宴については以下のサイトを参考にさせて頂きました。
All About 香港の結婚式&披露宴(前編)
All About 香港の結婚式&披露宴(後編)
Sara 香港の毎日 香港の結婚式 その1
Sara 香港の毎日 香港の結婚式 その2
香港政府観光局
http://www.discoverhongkong.com/jpn/index.jsp
D09 地球の歩き方 香港 2008~2009 (地球の歩き方)
地球の歩き方編集室
yokokenさんお元気ですか?
相変わらずグルメですね!
kanakoさん、ご無沙汰してます。
ぼくはまあ元気です。
グルメというか、食べるのが好きなだけですよ。
許留山の「マンゴージュース」もお勧めです。
2つ買うとディスカウントありです。
3つ買うとディスカウント率が下がるという不整合があるということを
曲がったことが嫌いなyokoken先生が、店頭でぶちきれないように
忠告しておきます。
せっかく結婚式に出たならこれは調べました?
香港の離婚率と財産分与
新婚ホヤホヤの人に聞いても怒られないんじゃないかな~。
文化とイデオロギーの相違は、こういうところに表れると個人的には思います。
許留山って、やはり有名なんですね。
> 店頭でぶちきれないように忠告しておきます。
ご丁寧にありがとうございます。でも、イギリスでそういった経験は散々したので、大丈夫だと思います。
> 香港の離婚率と財産分与
調べてないですねぇ。
投資一族の長さんがブログで書かれることをお待ちしております。
同じアジアでも、日本人と香港人(中国人)では、かなり違うんでしょうね。