IBプロジェクトのチーム決定

MBAステージも夏学期、秋学期と終わり、残るは最後のIBプロジェクト(International Business Project)のみとなりました。このプロジェクトのためには、自分たちでチームを作る(メンバーを選ぶ)のですが、モロッコに行っている間に、やっと6人目のメンバーが決まりました(ということで、モロッコでもけっこう頻繁にネットはチェックしていました。1時間120円程度でした)。
最終的なメンバーは、

  1. トリニダード&トバゴ人(男性、オペレーション)
  2. 香港人(女性、ファイナンス、北京語、広東語)
  3. タイ人(女性、アカウンティング、タイ語)
  4. 韓国人(男性、アントレプレナー、韓国語)
  5. 韓国人(女性、アカウンティング&ファイナンス、韓国語)
  6. 日本人(男性、ファイナンス、日本語)

ということで、一人を除きアジア人のチームとなりました。終わってみるまでは分かりませんが、意外と地域で固まることも大切なポイントになるのかもしれないと最近は思っています(この点については後ほど触れます)。
さて、このチーム決めについては今まで触れていませんでしたので、今年どのようなプロセスを経て最終的に決めたか、簡単に書いておきたいと思います。
2007年3月頃
Class of 2006や2007の方にお話を伺うと、早ければディプロマステージの12月頃(つまり、まさに今の時期です!)から動きがあると伺っていましたが、ぼくらの代(Class of 2008)は(気づいていなかっただけかもしれませんが)目立った動きは特になく、この3月頃から少しずつ動きがあったように思います。
この頃、ある四人組から誘われ、よさげなメンバーだったので一緒にIBプロジェクトをやることにしました。そして、とりあえずこの時点では、6人目を決めずに、追々いい人を探そう、ということになっていました。
上の5人組でどのくらいうまく動けるか、春学期のプロジェクト2で試してみよう、ということでプロジェクト2で一緒にやってみることにしました。ただし、一人はこの時すでに別のプロジェクト2のチームに入ってしまっていたため、実際には5人中4人が一緒のチームになり、他に2名加えて合計6人でプロジェクト2を行いました。
2007年6月頃
「この時期を逃すと6人目としていい人を取れないかもしれない」ということで少し焦り気味でしたが、春学期から参加していた韓国人が6人目として入り、これでIBプロジェクトのチームは確定したかに見えました。ところが、プロジェクト2が終了してみて、一緒にやった4人のうちのある一人(ここではAさんとしましょう)が、あまりチームワーカーではないことがわかりました。これに違和感を感じたぼくを含めた3人と、プロジェクト2では一緒にできなかった一人でいろいろ話し合った結果、このAさんと3ヶ月間にわたるフルタイムベースのIBプロジェクトを一緒にやるのは、厳しいのではないか、という結論になりました。
ここからが大変でした。一度一緒にやろうと約束したにもかかわらず、今さら君はぼくらとは合わない、とは面と向かっては言えません。結局、表面上はプロジェクト2で違和感を感じた3人がこのチームから抜ける、という話にしてこのチームを去るということを伝えました。つまり、Aさんを含む3人と分裂した恰好になったわけですが、このAさんが雰囲気を感じ取ってくれたのか、「そういうことならぼくが抜ける。そうすれば君らは一人を探せばいいだけだし、ぼくもどこか空きを探すだけだからお互いやりやすいだろう」と言ってくれ、結果的にはAさんのみが抜けることになりました。
この時は、Aさんが良いとか悪いとかではなく、仕事に対する取り組む姿勢、価値観といったものがぼくらのそれとは違うということを明確に伝え、このままIBプロジェクトをやってもお互いにハッピーではないだろう、といった主旨のことを伝えました。そして、Aさんも納得してくれて、最終的には「これは学習機会として受け止めるから、プロジェクト2での働き方について、お互いもっとダイレクトにフィードバックをしよう」と言ってくれました。
春学期終了以降にこのあたりはいろいろと話し合い、多くの人がインターンに行ってしまったこともあって、メールベースでのやり取りが中心になり、この件に関して最終的に結論が出たのは8月終わりくらいだったと思います。
2007年12月頃
9月以降、Aさんが抜けた分の最後の6人目を探しに行ったのですが、なかなかいい人を見つけることができませんでした。、いろいろ検討しているうちに、MBAステージの夏学期、秋学期のグループワークの経験などを踏まえて、最終的に6人目がつい先日になって決まったというわけです。
ちなみに、今現在でも全チームが確定しているわけではなく、まだチームに属していなかったり、4人組、5人組の状態にあるチームがあったりもしています。5人組であれば、チームとしては成立するのですが、最終的にどこにも入れなかった人が、学校側の要望により自動的に組み入れられてしまう可能性があります。なので、6人全員を確定させることがリスクヘッジの観点からは重要だと思われます。
チーム決定に際して重視したこと
上の話を読んで頂ければわかると思いますが、ぼくらがチームのメンバー決定に際して重視したことは、仕事に対する価値観であったり、チームワーカーかどうかという観点です。もちろん、スキルセット(マーケティング、ファイナンスなど)も重要ではあるのですが、それ以上に一緒に働いて無駄にストレスを感じないこと、の方が重要であると考えました。上を見ていただければ分かるように、ちょっとファイナンス偏重のチームになってしまいました。
また、メンバー決定に際してあまり言語のことは考えていなかったのですが、最近になってIBプロジェクトのプロジェクトブリーフ(概要)が徐々に発表になるにつれて、言語ってけっこう重要かも、と感じています。というのも、アジア中心のプロジェクトだと、チームに求める言語スキルとして、「Chinese 必須、Japanese オプショナル」などとけっこう書かれているのです。もちろん、ラテンアメリカを対象にしたプロジェクトもあり、そちらでは「スペイン語、ポルトガル語必須」などと書かれています。一方、アジア、ヨーロッパ、ラテンアメリカなどを網羅的にカバーするプロジェクトもあるようなので、そのような場合はあらゆる言語が必要になってきます。いずれにしろ、英語しか話せないネイティブスピーカー中心にチームを作ってしまうと、IBプロジェクトのチームとしては厳しいことになるかもしれません。
今まで約1年3ヶ月にわたって学んできた事の総決算がこのIBプロジェクトです。悔いのないように全力で取り組んでいきたいと思います。
最近、一つのエントリがちょっと長すぎですかね、、、

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