銀行経営は難しい その6

突然ですが、今回で銀行経営ゲームは終わりをむかえました。ということで、最後になった第6四半期の株価は以下の通りでした。
Bank1 118.4
Bank2 133.1
Bank3 121.0
Bank4 98.0
われらがBank1は見事、3位。というか、先週の一位からあえなく転落。正直、この結果には全く納得がいきません。一体なぜこのような結果になってしまったのでしょう?
今期のEPSは以下の通りでした。まあ、悪くはないはずです。
Bank1 3.45
Bank2 3.72
Bank3 3.16
Bank4 2.45
ちなみに、今までの利益の積み上げであるTotal Equityは以下の通りで、ぼくらが一位です。累積配当額を加味しても、ぼくらが利益的には一位でした。ちなみに、優勝したBank2の累積利益額は最下位です。ますます納得がいきません。
Bank1 318.8
Bank2 297.5
Bank3 309.5
Bank4 315.9
市場が常に正しいとは限りません。一時的にはファンダメンタルから乖離することもあるのです。その乖離した瞬間でゲームが終わってしまった気がしてなりません。
とりあえずゲームが終わってみての感想ですが、金利にはかなり揺さぶられました。3ヶ月(四半期)でこんなに動くか普通?ということが度々起きました(3ヶ月間の途中経過を知らずに突然3ヵ月後の断面が渡されるので、これは仕方ないのかもしれません)。おかげで本業のローンで稼いだ利益の数割から何倍という単位で利益がぶれてしまいました。銀行が保有する債券ポートフォリオの評価損益をマネージするには、先物だけでなく、スワップとかがヘッジツールとしてあればもう少しぶれが少なくなったような気がします。
現在の理解度でもって、ぜひもう一度ゲームをやってみたい気がします。個人的にはかなり楽しむことができました。
ちなみに、この授業の成績は、これまでに提出した個人レポート2本に加え、銀行経営ゲームの今までの結果について分析するグループプレゼン(30分)&レポート(8000語)が残っています。グループのうち、一人はビジネススクールコンペティションで決勝に進んだそうで、来週から10日間ほどマンチェスターを離れてしまいます。ちなみに、別のもう一人は数日前から数日間ですがイギリスを離れています。
しばらくは厳しい状況が続きそうです。
分析して何かおもしろいことがわかったらまた書きたいと思います。

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