斎藤一人のツキを呼ぶ言葉―日本一の大金持ち!

斎藤一人のツキを呼ぶ言葉―日本一の大金持ち!
清水 克衛
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「読書のすすめ」という書店を経営されている清水 克衛さんが、斎藤一人さんの言葉についてまとめられた本です。このお二人は、本調子を読んだときに、初めて知りました。
一見、当たり前のように思えることであっても、それを当たり前と思えない、当たり前のことを実行できない、なんてことはよくあることだと思います。逆に、当たり前のことをきちんと積み重ねて実行していくことが、非常に重要なことなんだと、この本を読んで改めて感じました。
念のため、斎藤一人さんのプロフィールを引用しておきます。

「スリムドカン」などのヒット商品で有名な銀座日本漢方研究所(銀座まるかん)の創設者。
全国高額納税者番付けの10位以内に9年連続して入る(2002年現在)。土地売却や株売却で長者番付け入りしている人がほとんどの中で、商売で莫大な富を稼ぎ出し続ける。1997年分の納税額が全国1位になって以来、広く注目を集めるが、マスコミに顔を出したことはない。日本一の大金持ちでありながら、下町をラフな格好で歩き、定食屋の焼き魚定食を愛する。著書に『変な人の書いた成功法則』(総合法令)などがある。

「経営にはコツがないというのを、早く知ることがコツだ」
経営にはコツがありません。それよりも、もっと大きな人生全体の流れを知るほうがいいようです。 P.20

「経営にはコツがある」と思い込んでしまったら、それを一生懸命探そうとするかもしれませんが、もともとコツなんか無いんだ、という視点を持つことができれば、また違った取り組み方になるんでしょうね。ぼくは経営の経験がないので、何とも言えませんが。

「人の頭というのは、問題をインプットしたら、本人は寝ていたってずっと頭が計算しているんだよ。ばばばっと、休みなく計算してくれているの。
よくふっとアイデアがわいて来ることがあるけれど、あれは突然わいてくるのではないんだよ。頭の中でずうっと無意識のうちに計算していて、その答えがちゃんと出たときに、ぽっと意識の上へ出てくるからなんだ」 P.32

商人にとっては、そのPOPをつけてどれだけ売れたかが勝負なんだから、売れてはじめて正解なんだよ。 P.52
「いいかい。宣伝文をわざと長くしておくのが、ミソなんだ。お客さんは、その長い宣伝文を全部読み終わったら、その文章に対して特別な気持ちを持つようになるんだよ。長い文を全部読んだということから、達成感とか愛着なんかを持っちゃうわけ。だから、この本を買ってみようか、という気になるんだ」 P.56

POPをデザインする人にとっては、見た目が美しいとか、洗練されたデザインだとか、そういった観点も必要なのかもしれませんが、商人からしてみれば、売るためにPOPをつけるのであって、見た目をきれいにしたいからPOPをつけるのではない、ということなんですね。

「大手なんていうのはサラリーマンの集団じゃないか。たとえ小さな店でも、商人のプロがサラリーマンに負けるみたいなことを、なんで初めから言うんだ。
こっちはプロなんだから、アマチュアなんか手玉に取るぐらいの知恵をだせ」 P.73

逆に言うと、大手に属している各個人が商人的な感覚を持って仕事に取り組むようになったら、そういう企業は強いんだろうなぁ、と思います。

では、ここで、幸せになる三つのコツをまとめておきましょう。
第一は不完璧主義者になることです。(中略)不完璧なところを見て、自分や他人を責めてはいけません。それよりも、うまくいったところを見て、「良く出来て、よかった」と思うことが大切です。
そして、もう一つ大切なのは、不完璧だった部分を次にやるときに改良することです。 P.99
第二は、人相を良くすることです。眉間にしわを寄せた顔をして、「幸せになりたい」と言っても、それは無理です。それよりも、顔に○のあるような笑顔でいることが大切なのです。笑顔の人には、頼まれごとが増えていき、それをやっていくうちに、自分の得意なことが見えてきます。そして、周囲の人にもそれを認められるようになって、仕事がうまくいくようになるのです。 P.100
第三は、この項で説明したように、運に勢いをつけるということです。返事でも頼まれごとでも、あるいは仕事でも、スピードをつけて勢い良くやること。そうすると、運勢が良くなるわけです。 P.100

「人間は自衛本能があるために、不安なことを考えるようにできているんだよ。だから、否定的なことを考えたり言ったりしたくなるのは当たり前なんだけれど、それを言わないように、考えないように前に進んでいく。それが『魂の修行』ということなんだ」 P.102

相手を褒めるのに大切なのは、重要感を与えられる人になるということなのです。
重要感を与えられる人とは、自分の言葉を重要だと受け取ってもらえる人ということです。 P.129
「夫婦は、世の中で一番相性の悪い者がくっつきます。でも、これは困ったことではないのです。それが、魂の修行なのです」 P.145
普通、自分の亭主や女房に重要感を与えたり、ニコニコ笑いながら、用事を喜んで引き受けたりしようなどとは、だれも思わないでしょう。でも、それを家の内にいる身近な人間に出来てこそ、初めて外でも使えるわけです。 P.146

「結婚は魂の修行」だそうです。

鳥とかネズミとか、みんな生きているのが大変なんだよ。それなのに、人間だけが生きていくことに文句を言うんだよね。大変なのが当たり前なの。覚悟が足りないんだよ。生きていくのは大変なんだと思っておけば、全然問題なんかない」 P.166

「学校で一生懸命勉強している奴は、社会に出て、本を読まなくなっちゃうんだよね。
おれは『一銭にもならないことをするな』といつも言うんだけど、社会に出たら勉強することが金になるんだよ。だから、本を読まなくちゃいけない」 P.181

ということで、最近は、できるだけ本を読むようにしています。

4 件のコメント

  1. okahiro 返信

    たしかに学校で勉強することイコール本を読むことではないんですよね。。。勉強している人は本を読むことの重要性もよくよくわかっているのでは、という気がするので、そうすると余計に時間がなくて本を読めないと焦燥感がつのるのかもしれないな、とも思いました。

  2. yokoken 返信

    そうですね。
    「本を読むこと」っていうのも、おそらくいろいろあって、本格的な教科書っぽいもの、実務的な本、経験談・体験談、自己啓発本、スキルアップ本、小説、各種雑誌などがあるかと思います。
    今は幸い会社で働いていた頃と比べると時間があるので、できるだけ今のうちに読んでおこうと思っています。

  3. Shimpei 返信

    いつも楽しく拝見しております。
    p.145,146,166のくだり、確かにそうだな、と思いました。

  4. yokoken 返信

    Shimpeiさん、コメントありがとうございます。
    そうですね。生きていくのは大変ですよね、ほんとに。
    がんばっていきましょう。

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