商いの道

[新装版]商いの道 経営の原点を考える
伊藤 雅俊
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イトーヨーカドーの創業者である伊藤雅俊さんが書かれた本です。タイトル、サブタイトルの通り、商いをしていく上で何が大切か、どんなことに気をつけていくべきかが書かれています。
最近、あえてMBAっぽくない、ビジネス書(および類するもの)を読むようにしているのですが、大切なことって誰もが異口同音におっしゃられているような気がします。

では、「その秘訣は?」と問われますと、「お客様とお取引先を大切にする」「嘘をつかない」「感謝の心を忘れない」といった、商いというよりも、人間としての基本を毎日毎日飽きずに繰り返してきただけと申し上げる以外にないのです。 P.8 
今の世の中、人としての当たり前のことや商いとしての基本があまりにも忘れられている、そう痛感しているからです。 P.8

社会全体が平和で落ちついている時、また皆が浮かれている時、その時こそ、来るべき次の波を覚悟して真摯に生きることが大切ではないかと思うのです。 P.29
店が暇な時こそ、いつお客様がいらしても対応できる体制を整えていなさいというのです。まだお見えにならないお客様のことを考えておくのが商人だというのです。 P.50

「少し位」とか「今回だけは」などと言って、誠実さを忘れ、自分に言い訳をする癖がつきますと、それが積み重なって、いずれ信用を失ってしまいます。 P.69

「見えているお客さま」の声にとらわれすぎて、「見えていないお客さま」の声を聞く創意と工夫を忘れてしまわないことを、現場の責任者は常に戒めておかなければならないのです。 P.142

会社にとって、一番大切な財産は、資産ではなく、売上げでもなく、実は人さまとの関係なのだ P.249

こういうことって、MBAのプログラムでは勉強していないような気がします。それとも、聞き漏らした、、、か?

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