「続ける」技術

継続するのって、決してやさしいことではない気がします。だからこそ、「継続は力なり」とも言うのでしょう。この本は、タイトル通り、続けるための技術が書かれています。
「続ける」技術
石田 淳
4894512432

物事が長続きすることやすぐに挫折してしまうこととあなたの「意志」とは、何の関係もありません。

著者は明確にこう言い切っています。続けるための技術(テクニック)を知っているか、知らないか、の違いである、と。
目的の行動(ターゲット行動)が続かないには、続かないための原因(ライバル行動)があるのだから、それを取り除けばよいのだと。つまり、ターゲット行動のヘルプを作る、動機付け条件を作る、ハードルを低くする、といった行動と、ライバル行動のヘルプを取り除く、動機付け条件をなくす、ハードルを高くする、といった行動を組み合わせるのだそうです。
具体的には、家で勉強するとついついテレビを見てしまうような場合には、
図書館などへ行くことによってテレビを見るというライバル行動に対するハードルを高くする
勉強するときは勉強好きな子と図書館へ行く
などです。
言われてみれば当たり前のような気もしますが、このようなことを意識的にやるかどうかで、継続できるかどうかはかなり影響を受けるのかもしれません。
他にも、ラストゴール(最終的な目標)の設定、スモールゴール(中間目標)の設定、日々の計測(メジャーメント)などのステップが解説されていて、一歩ずつステップを踏むことによって継続できるようなテクニック説明されています。
なかなか続かないと悩んでいる方は試してみる価値があると思います。

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