ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる

この本、昨年日本を出国する前に頂いたんですが、こちらに来てからというもの、なかなか余裕がなく読めていませんでした。それをついに読むことができました。
ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる
梅田 望夫
4480062858
サブタイトルの「本当の大変化はこれから始まる」にあるように、ウェブの革命は今後20年くらいかけて進んでいくと書かれています。ぼくが大学生だった10年くらい前と比べても、現在は当時とは別世界だと思いますが、今後もどんどん進化していくことは間違いないのでしょう。
特に、著者の表現する「こちら側」の競争から「あちら側」の競争へのシフトを理解してビジネスを構築できるかどうかは重要だと思います。既存の「こちら側」のビジネスであっても、「こちら側」と「あちら側」の融合が必要になってくるのかもしれません。クリック&モルタルというやつでしょうか。
この本の中でグーグルが中心的に扱われていますが、グーグルのミッションは以下のようなものです。

英語版
Google’s mission is to organize the world’s information and make it universally accessible and useful.
http://www.google.com/intl/en/corporate/index.html
日本語版
Google の使命は、Google 独自の検索エンジンにより、世界中の情報を体系化し、アクセス可能で有益なものにすることです。
http://www.google.com/intl/ja/corporate/index.html

実は、ストラテジーの試験対策でこの文を覚えたので、脳の中に鮮明に残っているのですが、これってものすごいことですよね。
他にも、アマゾンのロングテールや、ブログやオープンソースなどのWeb2.0の話がいろいろ載ってます。先日のVCICで評価したビジネスの中にもWeb2.0をうまく利用したビジネスがありましたが、現在はまさに玉石混交。わかってる人はわかってるんでしょうねぇ、ビジネスの作り方が。
テクノロジーの細かい話はないため、素人のぼくにもとても読みやすい本でした。

2 件のコメント

  1. f 返信

    私も読んでみたいなと思いながら
    読んでません。
    この本では、web2.0について書かれているんですか?
    yokokenさん的な意見としては、
    どうです?この本は。

  2. yokoken 返信

    Web2.0 について書いてあるというよりは、今後のWebの進化(タイトルそのままですが、、、)について書いてあります。なので、Web2.0の特徴をすべてカバーしているわけではないですが、ある程度は触れているという感じです。
    各章の見出しは以下の通りです。
    ウェブ社会
    「革命」であることの真の意味
    グーグル
    ロングテールとWeb2.0
    ブログと総表現社会
    オープンソース現象とマス・コラボレーション
    ウェブ進化は世代交代によって
    脱エスタブリッシュメントへの旅立ち
    読んで損はないと思いますよ。

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