「超」納税法

会社で同期が読んでいたので、つられて読んでみました。サラリーマン法人のことなども書いてあって、けっこうおもしろいです。
「超」納税法
野口 悠紀雄
410125625X
戦後、日本の税制が現在の形になった経緯や、著者自らの納税体験(印税が主)、相続税・贈与税の話、それからサラリーマンの法人化の話まで、いろいろな側面から現代日本の税制度の問題点が書かれています。
保険を使った節税対策、不動産を使った節税対策、相続税の節税対策、など、エッ!そんな方法があるの?と思うようなことが詳細に書かれています。こういった方法を活用できる立場にいる方にとってはいいのですが、ふつうの会社員で適用できるようなものはなかなかないのが残念なところです。
「男はつらいよ」の登場人物の納税についても書かれており、想像をベースにはしていますが、実際のところそんな感じなんだろうなぁ、というのが非常によくわかりました。「たこ社長」は給与所得者、だそうです。これももっともな気がしますが。
著者も主張していますが、一般的な日本人で、日本の税制の基本的な仕組みを理解している人は非常に少ないと思います。サラリーマンのままだと納税意識が低く、損金算入できる範囲も限られているので、サラリーマン法人を作って、業務委託契約を結んではどうか、と提言しています。
日本の会社で、従業員の契約をやめて、業務委託契約を結ばせてくれる会社ってどのくらいあるのでしょうか。できるものならぜひやってみたいと思っているのですが、、、
参考までに、サラリーマン法人に関する本で以前読んだ本をご紹介しておきます。基本的なことからわかりやすく書いてあります。近くに従業員契約から業務委託契約に切り替えた人はいないものでしょうか。いろいろ話を聞いてみたいのですが。
サラリーマン法人で年収150万円UP!―年収を増やす魔法のテクニック
小池 洋 高橋 節男
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2 件のコメント

  1. 名無しさん 返信

    この人、「超」シリーズ出しまくりだね。
    自伝はきっと「超・野口 悠紀雄」だろうなぁ^^;

  2. yokoken 返信

    ほんとに出しまくってますね。
    「「超」整理法」が有名ですが、「「超」旅行法」、「「超」勉強法」、「「超」税金学」、「「超」リタイヤ術」なんてのも出しているようです。
    自伝のタイトル、間違いないですね。

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