いま、マンションを買うのはやめなさい―「家賃を払い続けるくらいなら…」という価値観を見直せ!

いま、マンションを買うのはやめなさい―「家賃を払い続けるくらいなら…」という価値観を見直せ! (アスカビジネス)
石井 勝利
4756907997

情報に惑わされず、賃貸のメリットを見直せ。
そしてマイホームにじんせいをかけるという「愚か」はやめなさい。
1 過熱気味のマンション販売の実態(バブル期を上回る販売戸数、夢をかき立てる販売攻勢;「マンションは値上がりする!」―いや、あせる必要はない ほか)
2 “マイホームは資産になる”という時代は終わった(あのときの「夢」はもうやってこない;マイホームが資産形成のシンボルであった ほか)
3 それでも「マンションがほしい」と言う人に(持ち家については人それぞれの考え方;マンションの価値の考え方はこのままでいいか ほか)
4 マンションの買い替えを検討している人に(買い替えなら、マンションの売り方が一番のポイント;中古マンションのシビアな査定価格 ほか)
5 マイホームは「借りる」という選択(ひとつのことに大変なお金をかけて一生の制約を買うのか;持ち家と借家の違いはこうだ ほか)

http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?&W-ISBN=4756907997
一生賃貸!に続いて、こちらも賃貸派の本です。
全体的な書き方として、「賃貸の方がこういう点でいいぞ」というよりも、実際にマイホームを何度も買い替えた著者自らの経験をもとに、「マイホームを買ってしまうと、こんな制約やこんなデメリットがあるぞ」といった感じで書かれています。
とにかく人生何があるかわからない(特に、家族構成は今後どうなっていくかわからない。出産、介護、離婚などなど)のだから、マイホームを買ってしまって重荷を抱えてしまうのはリスクが高いぞ、それを重々承知の上であれば買うのもありかもしれないけど、といったスタンスです。
書き方が著者の経験をベースにしているのでわかりやすいとは思うのですが、一方で、それは著者の場合だけではないの?と感じてしまうところもあり、若干説得力が弱い気もします。
とは言うものの、住宅という視点だけであれば、やっぱり賃貸の方がいいかも、という気はします。
悩ましい問題です。

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