Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2007年 11月号 [雑誌]
以前、2006年 11月号については書きましたが、今回は2007年 11月号です。実は最近、定期購読を始めました。
昨年の11月号では「偉大なる経営論」というタイトルでマネジメント理論が紹介されていましたが、今回は「企業編」ということで事例が紹介されています。4つのPARTに分かれて、それぞれテーマ別に分類されています。
PART I リーダーの仕事は変革である
PART II 組織は戦略に従う
PART III 革新に限界はない
PART IV グッド・ピープル・カンパニーを創造する
GE、IBM、P&G、ウォルマート、トヨタ自動車などの超有名企業から、一般の人にはより馴染みがあるリーバイ・ストラウス、ナイキ、ザラ、(そして個人的には)シルク・ドゥ・ソレイユなどの事例が紹介されています。またMBAの勉強を始めてからしばしば出てくるセムコも含まれています。
つい一週間ほど前にも、「従業員を大切にする企業」というタイトルのエントリを書きましたが、コーポレートレピュテーションの授業を取っていることもあって、最近はこのあたりのテーマに少し興味を持っています。
今回のハーバード・ビジネス・レビューのPART IVに紹介されていた(MBA的には有名な?)サウスウエスト航空の例についてご紹介してみます。一般的には「顧客第一主義」を掲げる企業が多いと思いますが、この企業は「従業員満足度第一主義」「顧客第二主義」を掲げています。
成功していない企業は「コストをコントロールすること」と、「ケチること」との違いを理解していません。
我々は、「腐ったリンゴ」(箱のなかに、腐ったリンゴが一つ混じっているとほかのリンゴも腐ってくる)という考え方を信じています。
我々が求めているのは、「職を探している人」ではなく「理想を探している人」です。
たいていの労働争議は、本当は金をめぐるものではなく別のもの、つまり敬意を問題にしているのです。
Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2007年 11月号
PART IV サウスウエスト航空 従業員に投資する経営 より
なるほどぉ、、、と思ったのはぼくだけでしょうか。