人生、ビジネスに関する13の短い物語が収められています。
なぜ、エグゼクティブはゴルフをするのか?
パコ・ムーロ 坂東 智子
ゆでガエルに相当する話であったり、組織がうまく動くためにはどのようなメンバーが必要か、といった話などが収められています。
今日のうちに第一歩を踏み出そうとしなければ、
この先、どこかに到達することはない。
やるべきことをきちんとしなかったために失敗するのは、
個人の責任であり、挽回できないエラーだ。
難しくて失敗するのはかまわないが、
かたくななせいで失敗してはいけない。
どこかで聞いたことがある話が多いような気もしますが、さらっと読めてしまうので、手軽に読める一冊ではあると思います。ここに書かれているようなことを普段から意識している人と、そうでない人は、働き方が違ってくるんだと思います。
ちなみに、この本、スペインでビジネス・ブック・オブ・ザ・イヤーにノミネートされたそうです。
この本とは直接関係ありませんが、参考までに、ゆでガエルに関する説明を見つけたので、引用しておきます。
熱いお湯にカエルを入れると驚いて飛び跳ねる。ところが常温の水にいれ、徐々に熱していくとその水温に慣れていく。そして熱湯になったときには、もはや跳躍する力を失い飛び上がることができずにゆで上がってしまうというのです。
私たちはこのゆで上がったカエルを笑うことはできません。ビジネス社会に生きる私たちも、慣れた環境に浸りすぎて変化に気づかず、変化だと察知できた時点では遅すぎて手が打てなくなってしまうことがよくあります。
この部分は以下のページからの引用です。
http://www.skg.co.jp/reports/bymonthly/words08.htm