イチローUSA語録

イチローについてはしばしば自己啓発書などで引用されていますが、この本はアメリカのメディアに掲載されたイチローのコメントを、マリナーズの本拠地であるシアトル在住の作家が拾い集めたイチロー語録です。
イチローUSA語録 (集英社新書)
デイヴィッド シールズ David Shields 永井 淳
4087201236
この本は、自己啓発書といったものではなく、アメリカ人の視点から見たイチロー観察といったような本だと思いますが、イチローの考え方に触れることができると思います。
いくつか印象に残った言葉を紹介しておきます。

開幕1ヶ月でほかの球場ではあなたに反感を示すファンもいるが、それはなぜだと思うかと質問されて、イチローはいった。
「それはファンにきいてもらうしかありませんね。ぼくは毎日一生懸命プレーしようとしているだけです。アウェイ・ゲーム(遠征)でファンにどういわれようと全然気にしません」

連続試合安打が23試合で途切れてがっかりしているかときかれて、イチローはいった。
「ぼくはいつも一生懸命プレーしようとしているけど、今日は結果が出ませんでした。でも、そのことを悔やんでもいないし、恥ずかしいとも思っていません。なぜなら、全力を尽くしたからです。」

「ぼくが数字で満足することはあり得ません。なぜなら、数字が内容を反映しているとは限らないからです。目標を設定して、そこに到達すれば、そこで満足してしまって先へ進む努力をしなくなるでしょう。米打席、何かしら学ぶべきこと、改良すべきことがあります。満足は求めることのなかにあるのです。」

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