ネイティブにとってVerbalはとても簡単だそうですが、ドメドメ育ちの日本人にとっては最大の難関と言っても過言ではないかもしれません。英語力アップによりスコアを取ることが最も望ましいのは言うまでもありませんが、よく言われるようにGMATというゲームだと思って、そのGMATゲームでハイスコアを取るという感覚で取り組んだ方がスコアアップは早いのかもしれません。日本語のGMAT対策本として、「MBA留学 GMAT完全攻略 ザプリンストンレビューオブジャパン」がありますが、予備校で授業を受ける前に一度サラッと目を通しておくと、授業にスムーズに入っていけると思いますのでオススメです。また、Quantitative の問題を解くときの考え方なども参考になると思います。
MBA留学 GMAT完全攻略
ザプリンストンレビューオブジャパン
Verbal
予備校の授業を中心に勉強していきました。
授業の予習、復習をきっちりやるようにし、テキストを中心に勉強しました。よく「The Official Guide for GMAT Review GMAC (著)」を3回解く、とか、5回解く、などということを耳にしますが、ぼくはOfficial Guide 11th を購入したものの、1回解くのが精一杯でした。また、「The Official Guide for GMAT Verbal Review GMAC (著)」 に至っては購入したものの、6割程度しか解くことができませんでした。
TOEFLの勉強でけっこうボキャブラリーを増やしたつもりになっていても、GMATの勉強を始めると知らない単語がわんさか出てきます。これも一つ一つ地道に覚えていく以外に方法はないと思います。特に、CRやRCは知らない単語が多く含まれている場合、全くといっていいほど文意を把握することができませんでした。しかも、選択肢の方も決してやさしい単語で構成されているわけでありません。ある程度ボキャブラリーを強化した後は、時間との勝負ですので、SC 1分、CR 1分30秒、RC 2分(/1問)などと時間を決め、ストップウォッチ片手にひたすら問題を解いていきました。
また、TOEFLのリーディング同様、実力をきちんと出し切るには画面で解く練習が必要だと思います。紙の上に書かれた問題を解くときと、画面上で問題を解くときで感覚が異なるので、パソコンに向かって問題を解くことも重要です。GMAT prep (もしくは、GMAT POWERPREP)を利用すればよいと思います。ぼくの場合、SCが比較的得意で、CRが最も苦手、RCがそこそこ、という感じでした。とは言ってもスコアを見ればお分かりのように、決して高得点を取れるレベルではありませんでした。
The Official Guide for GMAT Review
GMAC
The Official Guide for GMAT Verbal Review
GMAC
Quantitative
ぼくは理系だったこともあって、Quantitative に関してはほとんど苦労しませんでした。ただし、問題形式(特に日本人にはなじみのないData Sufficiency)や数学用語の英単語などはきちんと確認しておかないと、痛い目を見る可能性があります。本番の試験でも、たまに単語の意味がわからず、推測して解かざるを得ない場合がありました。Official Guide を一回は解いて、知らない単語などがあった場合には、きちんと覚えておく必要があると思います。
The Official Guide for GMAT Quantitative Review
GMAC
AWA
これも基本的にはTOEFL Writing同様テンプレートを覚えることである程度対応できますが、TOEFL Writingと比べて書く内容が多少本格的なものになってくると思います。TOEFLよりも問題文の難易度が高いため、準備をしておかないと問題文の意味が取れなかった、ということにもなりえます。そして、問題の意図を外した答えを書いてしまった場合、ある程度の量を書いてもかなり低いスコアになってしまう可能性があるので注意が必要です。ただし、上記以外にはそれほど時間を割きませんでした。やはりどうしてもVerbalの方に時間を取られてしまいました。もちろんスコアは高いに越したことはありませんが、3.5以上のスコアであれば、Total のスコアに比べてそれほど重要度は高くないようです。