会社の方は、本日までリフレッシュ休暇を頂いていたので、今日はキヤノン株式会社 第110期定時株主総会に出席してきました。キヤノンの株主総会に出席するのは初めてですが、株主総会というものは今までワタミと、それから2年半前にワークスアプリケーションズで出席したことがあります。
3社それぞれ株主総会の雰囲気はまったく違うのですが、今回はいわゆる超一流企業のかなりお堅い雰囲気の株主総会でした。
株主総会、震災関連の質問相次ぐ 12月期決算企業
2011/3/30 21:10
12月期決算企業の株主総会が30日にピークを迎え、全体の4割近い100社以上が開催した。株主からは東日本大震災による収益への影響や生産・販売面での対策などの質問が相次いだ。キヤノンの御手洗冨士夫会長が「4月末までに工場の完全復旧を目指す」と応じるなど、多くの経営者が復興に向けた意欲を示した。
震災の影響で出席者数は前年比1~3割減る企業が目立った。楽天やライオンなどは総会の冒頭で黙とうをささげ被災者を気遣った。一方、被害額など震災による具体的な影響については大半の企業が「精査中」と話すにとどまった。
キヤノンでは昨年より1割少ない1571人が出席。質問者の半数が震災関連について回答を求めた。同社は一眼レフカメラ用レンズ工場など8拠点が被災したが復興に全力を注ぐことを強調。「被災地への追加支援を検討する」(御手洗会長)考えも示した。
計画停電の生産拠点への影響については、旭硝子の石村和彦社長が「対象外の拠点も活用する」と回答。昭和電工は負荷の少ない夜間や休日操業を増やす考えを明らかにした。
また東京電力福島第1原子力発電所の事故による放射能汚染を危惧する声も出たが、サッポロホールディングスは「国の規定に沿って生産しており安心していただきたい」と回答した。
http://www.nikkei.com/tech/news/article/g=96958A9C93819696E1E2E2EA998DE1E2E2E1E0E2E3E38698E2E2E2E2;da=96958A88889DE2E0E2E5EAE5E5E2E3E7E3E0E0E2E2EBE2E2E2E2E2E2
この日経の記事にも出ていますが、やはり震災による影響に対する関心が高かったのが1点、そして、もうひとつは資本政策に関する質問が多かったです。
株主資本比率66%以上、有利子負債依存度0.3%ということで、財務基盤が強い(しかも昨年はM&Aにより財務が悪化した後でこの数字)という点を経営陣の方は強調していましたが、個人的にはなんでもっとデットファイナンスしないんだ、、、と思います。ベンチャー企業でもあるまいし、そこまでエクイティに頼らなくてもとは思います。ただ、経営陣の方たちはあまりそういった考えはないようでした。
平日開催の企業が多いので、なかなか会社の休みを取ってまでというわけにもいかないのですが、実際に出席してみるとかなりいろいろな面で勉強になります。今後も、株主として、できれば出席していきたいと思います。
ちなみに、株主へのおみやげは、キヤノンのロゴが入ったタオルでした。
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