アップが遅くなってしまいましたが、一昨年、昨年に続き、今年もハッピー&リッチ アパート経営フェスタ2010に参加してきました。
今年は九段会館で行われ、なんと参加者数は1100人とのこと。回を重ねる毎に規模が大きくなり、ものすごいイベントになっていっています。内容としては以下の通りでした。
第一部 不動産のプロフェッショナルによる「超激辛?」本音トーク
長嶋 修さん
藤澤雅義さん
大島芳彦さん
渕本吉貴さん
第二部 成功大家さんによる「これまでとこれからの資産拡大」ディスカッション
藤山勇司さん
沢 孝史さん
山田里志さん
三宅耕二さん
基調講演 本田健さん
第一部では、不動産にいろいろな視点からかかわっていらっしゃる4名の方によるトーク。ホームインスペクター、プロパティマネジメント、建築家、そして銀行マンと、同じ不動産と言っても、見る方によってその見方はまったく異なります。特に印象的だったのは、長嶋さんの長期的な視点です。国土交通省の政策によって、長期的にはこのような方向になっていく、といったお話が多かったのですが、とても参考になりました。不動産は10年、20年、場合によっては30年以上と、非常に長期間にわたるつきあいになりますから、こういった視点は非常に重要だと思いました。
第二部では、サラリーマン時代から不動産投資を始めて、成功されている大家さんによるトークでした。一言で不動産投資、アパート経営と言っても、様々なスタイルがあるわけで、中古vs新築、木造vsRCなど、投資スタイルなどについてのいろいろなご意見を伺うことができました。
異口同音におっしゃっていたのは、「不動産投資」というよりは、「賃貸経営」として「経営者」として運営していくことが重要である、という点です。有価証券投資は、投資した後もモニタリングすることはあっても、自ら投資対象に手を加えることはありません(MBO, LBOなどは別として)。一方、現物不動産投資の場合、目の前に入居者の方がいて生活されており、空室もあったりして、日々、いろいろなイベントが発生して、その都度適切な判断をしながら対処していく必要があります。そういった意味では、「経営者」感覚を持つことが重要ということです。
そして、最後に本田健さんの基調講演。初めて、生本田健さんをこの目で見ました。アパート経営フェスタに載っていた本田健さんのシルエットとは、若干異なる印象がありましたが、本物の本田健さんのトークはすごかったです。流れるように次から次へと話が進んでいき、話に引き込まれて、あっという間に終わってしまったという気もしました。本田健さんも、マクロ的な視点、長期的な視点を持つことの重要性をお話されていました。
人口が増加していく時代の不動産投資は大けがすることはなかったが、今後の人口減少時代を迎えて、適切な戦略をとっていくことが重要だとおっしゃっていました。
直前に最新刊のこちらを読んでいったのですが、ちょうど30代ということもあり、今後の人生を考えていく上で、本田健さんの本は参考になりました。
30代にしておきたい17のこと (だいわ文庫) | |
本田 健
大和書房 2010-09-10 おすすめ平均 |
もちろん本田さんと言えば、最初に頭に浮かぶのはやはりこちらの本ですが。
ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣 (だいわ文庫) | |
本田 健
大和書房 2006-02-09 おすすめ平均 |
ちなみに、ちょっと話が脱線してしまいますが、30代の今、今後の人生を考えるという意味では、以下の藤原和博さんの以下の2冊もオススメです。
35歳の教科書―今から始める戦略的人生計画 | |
藤原 和博
幻冬舎メディアコンサルティング 2009-09 おすすめ平均 |
35歳の幸福論 成熟社会を生きる12の戦術 | |
藤原 和博
幻冬舎 2010-08-26 おすすめ平均 |
さて、話をアパート経営フェスタにもどしますが、今回もとても楽しむことができました。コテツさん、けーちゃん、そして様々な形で企画運営にご尽力頂いた皆さん、ありがとうございました。来年も楽しみにしています。
そして、こういったチャリティーイベントを通じて、世界の恵まれない子供たちの生活が少しでも改善していくことを願ってやみません。
来年の基調講演は誰がいらっしゃるんでしょう、、、斎藤一人さん?
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人口減時代の不動産投資、やはり厳しいのですね。
本田 健さん そのうち読んでみます。
daikaisui さん、コメントありがとうございます。
よく不労所得などという言い方をしますが、不動産投資は決して不労所得ではないと思います。やはりそれなりの経営努力は必要だと思います。
ただし、めちゃくちゃ大変かというと、そんなこともないと思います。
本田健さんの本、ぜひ読んでみてください。