億万長者より手取り1000万円が一番幸せ!!―年収400万円+副収入でプチリッチになる
吉川 英一
はじめに
第1 章 日本で大金持ちを目指すのは大間違い!
世界一高い税率の国で大金持ちになるのはバカげている
日本で大金持ちになるには脱税と株しかない!
エリート官僚が考えた税制に抜け穴なんかあるわけない
税理士はあなたの味方ではなく、じつは税務署の味方
会社設立による節税メリットはインチキ!
会社をつくった途端に儲けは出なくなる
日本で億万長者なんて愚の骨頂
高給の医者は本当に成功者か?
弁護士はあこがれの職業ではなくなった
この国では賢い人は官僚を目指す!
マイホームを持てば、一生お役所と銀行の奴隷になる
じつは税率23%の小金持ちが一番効率的
手取り1000万円でも普段の生活は億万長者と一緒
第2 章 手取り1000万円の小金持ちになるには自己投資が大事
お金教育をしないことが日本人を不幸にしている
ユダヤ人に学ぶ「タルムード」の教え
一番安くて投資効率がいいのは投資本
CDやDVDも投資効率は抜群!
セミナーも効率のいい自己投資
社会人になってからの勉強が格差社会をつくり出す
私が一番勉強になったのは宅建テキスト
投資家にとって簿記は必須科目
税務知識を知らずして成功なんてありえない
仕事で得る知識や経験に無駄なものは何ひとつない!
学び続けることを生活習慣にするのが一番
第3 章 貯金と株で誰にでもできる「お金に愛される法則」
お金に愛されるには思考の壁を破ること
最も簡単なお金に愛される法則は貯金
生命保険の見直しをしない限り、お金は絶対に貯まらない
安全確実を求めるならネットバンクの定期預金
長期運用で成果が上がるのは持株会や累投
投資信託は株が下がったいまが一番の買いどき
サラリーマンに最適な投資はやっぱり株と不動産
株はあまのじゃくがちょうどいい
株は安く買って高く売るもの
中長期投資が株の基本
こんな株が上がる株
トヨタと宇徳の違いは歴然!
毎年上がる株は決まっている
底値を仕込むにはピラミッド投資法
第4 章 年収400万円から手取り1000万円になる方法
サラリーマンも副業せざるをえない時代がやってくる
株に比較すれば不動産投資はすごく安全
融資を成功させるには、銀行が好きそうな物件を選ぶのがコツ
アパート取得には自己資金はいくら必要?
銀行融資は社長よりも普通のサラリーマンが断然有利
サラリーマンが1448万円の小金持ちを目指すには
ステップ1 年収400万円からアパート1棟を手に入れる!
ステップ2 2棟目のアパートで340万円アップ!
ステップ3 さらに物件を増やして1000万円の小金持ちに!
年収600万円から可処分所得1000万円への道
さらなる物件取得でセミリタイアも夢じゃない!
私の周りの金持ちサラリーマンたち
年収300万円台からの不動産投資でリタイア目前のHさん
20%の物件を3棟まとめ買いで金持ちサラリーマンに
週休4日のセミリタイアを実現したサラリーマン
いきなり新築2棟建ててついでにマイホームまで取得
第5 章 幸せな小金持ちを続けるためのリスクマネジメント
目指すは富裕層ではなくて浮遊層
可処分所得1000万円に達したら、いかにリスクを減らすべきかを考えよう!
借金はしないほうがいいに決まっている
フルローン・オーバーローンはリスクがいっぱい
借り入れは元金均等返済にすべき
こんな時代でも、金利上昇リスクに備える必要もある
火災保険も全労済にすると1/3になる
年間たった3000円で2億円の賠償金
地震保険に入るより、地震に強い建物を買うほうが得
節税で中古のベンツに乗り換えるなんて大間違い
徹底した固定費削減が成功への近道
資産の組み替えは計画的にやっていくこと
出口戦略を考えれば、売りやすい物件を買うこと
大家業成功の秘訣は経営センスを磨くこと
第6 章 人生好きなことをして小金持ちを目指すのが一番
あなたが望みさえすれば、人生は簡単に変えられる
人生を変えるベストなタイミングはいましかない
成功したければ徹底的に遊ぶこと
好きなことをしていると人とお金が寄ってくる
サラリーマンでいることが幸せの小金持ちへの最も近道
5年もあれば余裕でリタイアは可能!
リタイアしようと思ったらしっかり準備を!
リタイア生活こそ人生における至福の時間
ストレスから解放された生活は信じられない楽しさでいっぱい
運動音痴の私が、今年もホノルルマラソンにチャレンジ
年3回の海外旅行だって夢じゃない
人生を楽しもうと思ったら複数の収入源を持つこと
おわりに
著者
吉川英一(よしかわ・えいいち)
1957年生まれ。富山県出身、富山県在住の個人投資家。年収360万円から低位株投資で資金を貯めながら、アパート経営を開始。株式投資と不動産投資で増やした資産は約2億円超。アパート経営をはじめてから4年半でサラリーマンをリタイア。現在は、執筆活動やアパート経営コンサルティングを行なっている。著書に『年収360万円から資産1億3000万円を築く法』『信用・デイトレも必要なし 低位株で株倍々! 』『不動産投資で資産倍々!会社バイバイ♪』『坪30万円からできる デザイナーズ・アパート経営』などがある。
オフィシャルブログ http://a1yoshikawa.blog61.fc2.com/
オフィシャルホームページ http://a1-yoshikawa.com/
メール f-plan@pk.ctt.ne.jp
http://book.diamond.co.jp/cgi-bin/d3olp114cg?isbn=4-478-00878-2
日本ではどのくらいの税金を払うのが幸せか、について、不動産投資ではかなり有名な吉川英一さんが書かれた本です。
吉川さんいわく、所得税率の23%が適用されるあたりが居心地がよいのでは、ということです。
国税庁のページ「タックスアンサー」より引用(クリックで拡大します)
http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2260.htm
現在の所得税率は、上の表にあるような形で適用されます。所得が「330万円まで」から「695万円まで」では所得税率が10%上昇しています(10% -> 20%)が、その次の「900万円まで」では3%しか上昇していません(20% -> 23%)。そして、「次の1800万円まで」ではまた10%上昇していて、さらに一番上までいくと40%ということで、住民税の10%と合わせると50%の世界です。
あまり稼ぎすぎても重税感が出てきて、なんだかなぁ、となってしまうので、23%のあたりが居心地がよいのでは、ということです。
具体的に小金持ちとはどれぐらいの年収を指すのかといえば、私は可処分所得(手取り)で1000万円程度をイメージしています。夫婦と子供2人の標準世帯の場合、給与所得者であれば1448万円までが、私のいう小金持ち層です。
給与所得者で1448万円もあれば、そこそこプチリッチ生活ができるはずです。そして、ちょうど所得税率も23%以内のところに収まるし、年間可処分所得もゆうに1000万円を超えます。(p.55)
ということです。手取りで1000万円程度ということは、月額80万超になるわけで、これだけの手取り収入があればお子さんがいたとしても、かなり十分な暮らしはできると思います。
そして、このくらいの小金持ちになるのに、具体的にどのようにしていけばよいか、という話が書かれています。基本的には自分に投資(読書、DVD、セミナーなどとにかく勉強)しながら、いろいろ経験を積んでいき、最終的には比較的安定的な収入を確保できる不動産投資をしていきましょう、ということです。
不動産投資のシミュレーションも行われていて、項目別の数字が詳しく入っているので、かなり具体的にイメージすることができるかと思います。
税率の高い日本で、大金持ちになるなんて愚の骨頂。(帯より)
だそうです。
本のタイトルにある通り、
億万長者より手取り1000万円が一番幸せ!!
なのかもしれません。
最近は、同じ不動産投資をテーマにした本でも、内容はかなりバラエティに富んでいる気がします。以前は、”不動産投資とは”や、”実際にやってみた体験記”的な本が多かった気がしますが、フォーカスを絞ったいろいろな本が出てきている気がします。
んー?と思ったので明日あたりにTB行きます。よろしく。
お待ちしております!
幸福感と欲の関係
私が毎日読んでいるブログにて http://www.104ka.com/2009…