個人的には、先日も書いたように、一棟ものは売却してしまったので、現在は区分所有の物件しか持っていないため、結論としては区分所有の方がよい、ということになるのですが、ここではあえて、一棟ものと区分所有の比較をしてみたいと思います。
どちらがよい、悪い、というのは好き嫌いだったり、置かれている立場にも依存するでしょうから、最終的には主観的なものになる気がしますが、ここではあえて客観的に比較してみたいと思います。
まず前提として、自己資金1000万円くらいで投資をする場合を想定しておきます。
一棟ものであればローンを借りて5000万円程度の物件(木造アパートか、かなり小型のマンションあたりでしょうか)、区分所有であればローンを借りてワンルーム3つ購入、といったイメージでしょうか。
漠然と一棟もの、区分所有と言ってしまうとあらゆる可能性が出てきてしまうので、このような条件を設定しておくことにします。
ということで、第1回目は立地について考えてみたいと思います。
まず一棟ものですが、5000万円程度で買える物件としては、やはり都心のど真ん中というよりは、23区外であったり、神奈川、埼玉、千葉、もしくはいわゆる地方の物件になってしまうかと思います。
一方、区分所有(ワンルームを想定)の場合、23区内の物件を買うことが可能で、都心のど真ん中の物件も購入することが可能です(1000万円程度の中古ワンルームなので、築20~40年程度のものになりますが)。例えば、赤坂、六本木、広尾などといった駅から徒歩数分の物件も購入することが可能です(最近は少し価格が上昇し、買いづらくはなっていますが)。
不動産は、「1に立地、2に立地、3、4がなくて、5に立地」などと言われることもありますが、人口減少時代の日本において、都心のど真ん中の物件を購入できることは、やはり区分所有の強みだと思います。
ということで、立地でした。