2011年分の路線価が発表されました。今年も下落傾向が続いているものの、下げ幅は縮小しているようです。ただ、震災前の1月1日時点における路線価ですので、震災の影響を加味する調整率が発表されるようです。
路線価3.1%下落、3年連続のマイナス 下げ幅は縮小
11年分 被災の影響は秋メドに反映
2011/7/1 11:01
国税庁は1日、相続税や贈与税の算定基準となる2011年分の路線価(1月1日現在)を発表した。全国約36万地点の標準宅地の前年比の変動率の平均は3.1%下落し、実質的に3年連続の下落。下落幅は前年の4.4%から縮小した。ただ、路線価は東日本大震災の影響を加味しておらず、同庁は被災地の調査結果を基に地価下落などを反映させる「調整率」を今年10~11月に示す。
同庁は今年分から路線価の平均額を算出せず、各評価地点の前年との変動率を単純平均する手法を採用。この手法で09年以前の平均値は算定されていないが、同庁は「実質的に3年連続の下落」とした。
路線価はすべての都道府県で下落したが、下落率は東京都で2.0%(前年は7.0%)、大阪府で3.4%(同6.1%)、愛知県で0.8%(同3.3%)など31都道府県で下落幅が縮小した。住宅ローン減税などに後押しされた宅地需要の高まりが反映されたとみられる。
都道府県庁所在地の43都市で最高路線価が下落したが、唯一福岡市で1.1%上昇した。上昇した都市があるのは3年ぶり。全国の最高路線価地点は26年連続で東京・銀座(鳩居堂前を含む銀座中央通り)で、前年比5.2%下落の1平方メートル当たり2200万円だった。
「調整率」の対象地域は青森、岩手、宮城、福島、茨城、栃木、千葉各県の全域と、新潟、長野両県の一部。
標準宅地の対前年変動率の平均値
(▲はマイナス)
2011年分 2010年分
全国 ▲3.1 ▲4.4
北海道 ▲4.6 ▲4.9
青森県 ▲5.4 ▲4.9
岩手県 ▲5.7 ▲5.5
宮城県 ▲3.7 ▲4.6
秋田県 ▲5.6 ▲5.8
山形県 ▲4.3 ▲4.8
福島県 ▲3.3 ▲3.6
茨城県 ▲4.0 ▲4.2
栃木県 ▲3.7 ▲3.6
群馬県 ▲4.1 ▲3.2
埼玉県 ▲2.5 ▲5.0
新潟県 ▲2.8 ▲3.0
長野県 ▲4.0 ▲4.2
千葉県 ▲1.9 ▲4.3
東京都 ▲2.0 ▲7.0
神奈川県 ▲1.4 ▲3.6
山梨県 ▲3.1 ▲2.7
富山県 ▲4.0 ▲5.1
石川県 ▲5.1 ▲5.7
福井県 ▲4.5 ▲5.7
岐阜県 ▲2.6 ▲2.9
静岡県 ▲1.6 ▲2.5
愛知県 ▲0.8 ▲3.3
三重県 ▲2.3 ▲2.7
滋賀県 ▲2.9 ▲3.0
京都府 ▲2.9 ▲4.1
大阪府 ▲3.4 ▲6.1
兵庫県 ▲3.1 ▲4.1
奈良県 ▲3.5 ▲4.2
和歌山県 ▲4.8 ▲4.4
鳥取県 ▲5.1 ▲5.0
島根県 ▲3.5 ▲2.9
岡山県 ▲2.7 ▲2.8
広島県 ▲3.2 ▲3.6
山口県 ▲5.9 ▲5.7
徳島県 ▲7.2 ▲5.9
香川県 ▲5.7 ▲5.7
愛媛県 ▲3.2 ▲3.4
高知県 ▲8.0 ▲6.3
福岡県 ▲3.4 ▲4.7
佐賀県 ▲3.9 ▲3.5
長崎県 ▲4.1 ▲3.8
熊本県 ▲3.2 ▲3.4
大分県 ▲4.1 ▲4.4
宮崎県 ▲2.7 ▲2.2
鹿児島県 ▲4.0 ▲3.2
沖縄県 ▲1.4 ▲2.0
(注)色つきは「調整率」の対象地域。新潟、長野両県は一部
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E1E2E2E0E18DE2E3E2E5E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2
ということで、ぼくが持っているのは投資用物件、自宅で、東京と神奈川なのですが、下げ幅は2%、1.4%とそれぞれ小幅におさまったようです。
実際の物件の場所の路線価を確認してみたところ、変化なしの地域もあれば、6.3%ほど下がっているところもありました。いつまでこの下落傾向は続くのでしょうか。人口の減少が続く限り、ずっと続くんですかね、、、
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