物件調査のプロが明かす絶対に後悔しないマンション購入術○と×
長嶋 修
あなたのマンションの買い方は間違っていませんか!?個人向け不動産コンサルタントの第一人者が、マンション選びのための失敗しない実例と対策を教える、マンション購入ガイドの定番本。
目次
- プロローグ あなたにとって「マイホーム」とはなんですか?
- 「改訂増補版」に寄せて
- 1. チラシに騙されるな!
- 2. 不動産屋に泣く人・笑う人
- 3. パンフレットには落とし穴がいっぱい
- 4. モデルルームは誘惑がいっぱい
- 5. 青田買いでも失敗しない方法
- 6. 契約までがあなたの人生を決める
- 7. 内覧会は最後の勝負
- 8. 住み始めたら後戻りできない、不測の事態が起きたとき
- エピローグ 自分のライフプランを実現できる家
- 少し長めの「おわりに」
- 巻末資料
http://www.xknowledge.co.jp/book/detail/76780553
Q&A形式で、マンション購入前に知っておくべきこと、考えておくべきことが幅広く書かれています。どちらかというと、建物や、購入手続き全般などに重きが置かれていて、住宅ローンなどに関してはほとんど記載はありません。
ただし、この本は単なるマニュアル本ではありません。マンション、不動産業界に身を置きつつ、本当に消費者(購入者)のことを考えて書かれている本だと思います。以下の記述からの著者の思いが伝わってくると思います。
人から与えられたチャンスに乗っかるのではなく、自分が「本当に欲しいと思ったとき」に、「本当に欲しい物件」を買うこと。シンプルですが、実はこれが最も満足のいく購入のタイミングなのです。
どうすれば不動産を介して私たちは幸せになれるのか。
これだ!という答えはありません。けれども、本書を通して「自分の望む生き方は何か」「自分のライフプランを実現できる家は何か」と、考え直すきっかになれば幸いです。
不動産を抜きにしたライフプランはありえません。不動産を介してみなさんが幸せになれることが、私たちの願いでもあります。なぜなら、ひいてはそれが日本という国を豊かにすることにも繋がると、私たちは信じているからです。 (P.277)
家を買いたくなったらを読んだときも思いましたが、マイホームって、人生、ライフプランを左右する大きな買い物だと思います。その後の30年とか、40年とかの長期的なライフプランを十分考えてから購入するべきなのだと思います。
それでも、なかなか予定通りには行かないのが人生だと思いますが。
著者の関連ページの一部です。
不動産の達人 株式会社さくら事務所
★長嶋 修(不動産コンサルタント)の『ズレズレなるままに』
長嶋 修 公式ホームページ
ぼくが読んだのは古い方ですが、今から読まれるのであれば以下の改定増補版の方がよいかと思います。
物件調査のプロが明かす絶対に後悔しないマンション購入術○と×
長嶋 修
本書は、2003年12月に初版を刊行し、「マンション購入ガイドの定番本」として、マンションの購入を検討されている方々に好評を博した同名の書籍の改定増補版です。耐震偽装事件や金利の上昇、マンションスペックの向上、立地の変化、管理問題ほか、分譲マンションを取り巻く大きな環境の変化を受けて、ページ数を新たに48頁増やして大幅加筆するとともに、内容を全面的に見直してさらにパワーアップしています。巻末には、モデルルーム訪問時や販売員との折衝、契約時にすぐに役立つ、詳細なマンション購入チェックシート(不動産編/建物編)付きです。