Zopa(ゾーパ)が日本にやってくるようですね。
英ゾーパ、日本進出・個人の資金貸し借りネットで仲介
インターネット上で個人がお金を貸し借りできるサービスを提供する英ZOPA(ゾーパ)が日本に進出する。日本法人を設立し、10月にも日本で事業を始める。会員登録した人がネット上で借り入れや、貸し出しの金額、金利、期間などの条件を提示し、それを仲介する。英国などで急拡大しており、日本でも商機があると判断した。7日に発表する。
ゾーパは英で2005年3月に設立され、会員数は20万人強。07年末には米国とイタリアにも進出した。ネット取引のため店舗や人件費などの費用を抑えられるのが特徴。個人間の金融を仲介する業者として最も古く、現在は世界で20社程度が同じような事業を展開している。(11:02)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20080307AT2C0601R06032008.html
他にもこちら(↓)など。
ソーシャル金融サービスのZopa、日本進出へ
Zopaの基本的な仕組みについては、以下をご覧下さい。
P2P融資オークション(英国のZopa)
日本では貸金業法の改正を受けて、消費者金融業界の元気がなくなっていますが、ZopaのようなP2Pの仕組みは日本でどの程度受け入れられていくのでしょうか。リーズナブルな金利(おそらく日本であれば、3~5%程度でしょうか)で、比較的自由な使途のためにお金を借りられる仕組みが導入されるというのはよいことだと思います。
今後もとりあえず注目していきたいと思います。
話が変わりますが、以下のような記事を見つけました。
英ファイナンシャル・タイムズ,有料サービスをFacebookの学生会員に無料提供
これって、卒業間近の学生でも対象になるんですかね。本数制限なくファイナンシャルタイムズの記事が読めるようになるのであれば、かなりいい気がします。
こないだ、電車の中で以下のような広告がすぐそばに並んでいるのをみて
微妙な気持ちになりました。
1.大手消費者金融15-18% ~数十万円
2.みずほオリコカードローン 7.6% 500万円
http://www.mizuhobank.co.jp/loan/card/index_2.html
3.東京都中小企業従業員生活資金融資制度 2% 70万円
http://www.hataraku.metro.tokyo.jp/fukuri/yushi/sawayaka.html
(いずれも資金使途はほとんど制限がない)
これらのうち、お金を借りる人は3から2,1という順に
検討していないことが多いのではないかと。
あるいは3より有利な4とか、2より有利な2.5とかはないのかとか・・・。
どれを選ぶかはどうしてもメディアや広告に影響されてしまうので
Zopaは上手にやってくれるといいのですが。
お久しぶりです。
そうですね。おっしゃるとおり、お金を借りる際にきちんと検討している人はかなり少数派なのだと思います。
ご紹介頂いた選択肢の中だと、やはり大手消費者金融の宣伝力が非常に高く、借りるならとりあえず行ってみるか、といった発想になってしまいかねませんね。
一方で、クレジットカードのリボ払いなんかを利用している方は、10%以上の金利で借金をしていることと同等だと思いますが、どのくらいの方が認識されているかは疑問です。
Zopaが低利で手軽に借りられる資金調達手段をきちんと提供してくれるのであれば、それはよいことだと思います。
持論ですが、金利の比較検討がキチンと出来るような人はそもそも小金の借金なんか作らない。
借り手が見てるのは、金利じゃなくてキャッシュフローだと思います。
だから”トイチ”が成立する。
そうかもしれませんね。
リボ払いなんか、まさにそうかもしれません。月々一定額だから、問題ないだろう、と。
そういう人は、預金する際の金利とかもまったく気にしていないんですかね。今の日本の金利水準だと、気にしたところで大差ありませんが。