変な人が書いた成功法則

変な人が書いた成功法則 (講談社プラスアルファ文庫)
斎藤 一人
4062567326
個人的には、iGoogleのガジェットで「斎藤一人さんお教え」を見やすい位置に貼り付けたりもしているのですが、斎藤一人さんの考え方は非常に参考になると思います。変な人、なのかもしれませんが。

 では、成功に導くものは、才能でも、努力でも、苦労でもないとすると、それでは、いったい何なんだということになります。
 その秘訣は、実はとても簡単なことなのです。
 困ったことが起きたとき、声を出して自分自身に問いただしてみるのです。
「私は本当に困っているのか」
と。
 そして、
「私は本当に困っていない」
と思えたとき、あなたは成功への道を一歩踏み出したことになるのです。 P.18

目の前で起きていることは起きていることとして変えられませんが、それを自分がどのように捉えるか、が大切なんですね。自分は自分でコントロールできますからね。

 現在、世界の軍事費は年間70兆円。一分間に使う金額に換算すると、一億三三一八万一一二六円にもなるという話を聞いたことがあります。
 その一方で、世界では一分間に五人から一〇人が飢え死にしているのです。一分間に一万円、せめて五〇〇〇円だけでも、その人たちに分けてあげることができたら、飢え死にする人はいなくなるのです。 P.28
「私は幸せだな。住む家もあるし、食べるものもある。私は今四畳半の生活をしているけれど、エチオピアでは食べるものがなくて困っている人がたくさんいる。それと比べたら私はなんて幸せなんだろう」
と思わなくてはいけません。 P.64

人間は生まれる場所を選ぶことはできません。同じ人間として、地球のどこかで食べることにさえ、困っている人がたくさんいるのに、一方で、軍事費にものすごいお金が使われているようです。こういった格差こそ、修正されるべき、人類の課題だと思います。誰でも手軽に始められる、最初の一歩は寄付でしょうか。

 この世には、人間を喜ばせてくれるもの、いろいろな楽しみがあります。でも、人間が永久に喜び続けることができるものは、たった一つしかありません。
 それは何か。それは、自分の限界を超えること、そして、そのための投資をすることです。なぜなら、人間は向上することを喜ぶようにインプットされた動物だから。 P.138

このような意味で、ぼくは「ある投資家」だと思っています。

 山には山のよさがあり、海には海のよさがある。その場、その場で、そこのよさを見つけられない人は幸せになれません。 P.176

ロンドンとかと比べてしまうと初めはどうなることかと思いましたが、マンチェスターもけっこう楽しめたと思います。

では、心はどうしたら力強くなれるのか。
それが、肯定的な考え方です。
肯定的な言葉です。
肯定的な考え方ができるようになると、日常生活すべてにわたって、肯定的な言葉で満ちあふれてきます。
肯定的な言葉のフルコースで、あなたの手に、足に、頭に、そして、魂に栄養を与えるのです。 P.204

普段から自分が使う言葉には気をつけたいと思います。

社員は人間です。エサを与えるだけで、働かせようとするのは無理なのです。
ならば、人間には何を与えるのか。
生きる指針を与えるのです。
心を豊かにして生きること、働くことの楽しさを与えるのです。 P.238

最後はここに行き着くんですね。
斎藤一人さんの本をとりあえず一冊読んでみたいという方にはオススメだと思います。

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