以下の通り、消費者金融のATM利用料が引き下げられるそうです。
金融庁、消費者金融のATM利用料引き下げ
金融庁は16日、消費者金融会社が利用者から徴収するATM利用料の上限額を当初案の1回630円から大幅に引き下げることを決めた。同日開かれた自民党の金融調査会・財務金融部会の合同会議で了承された。一律210円に引き下げる修正案を出したが反対が相次ぎ、借入・返済額が1万円以下なら105円とする案を追加した。
金融庁はATM利用料の新ルールを定めた貸金業法の政省令を12月19日に施行する。新ルールの実施は「2010年6月までのなるべく早い時期」とする。
金融庁は同日の合同会議で、ATMを通じた3万円以上の借り入れや返済で消費者金融会社に最大630円の利用料の徴収を認め、3万円未満なら420円を認める当初案を撤回。金額を問わず一律で210円とする修正案を示した。(21:34)
もとの記事はこちらから。
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20071016AT2C1602R16102007.html
銀行のATMなんかも最近の日本ではいくらかかるのか知りませんが、1万円おろす度に105円とか取られたらかなり痛いですよね。1年間預けたところで利子が100円もつかない世界で、ちょこっとおろしたら(例えば)1%相当とか取られたら納得いきません。
いろいろな意味でファイナンシャルリテラシーを身に付けておくことは大切だと思います。
ちなみに、「円天」関連でちょっと面白い記事があったのでご紹介しておきます。ご興味がある方はぜひ読んでみてください。
パートナーエッセー(by Mori) 企業と法律 第10回 「出資法」
CSR解体新書(14)「円天」は詐欺罪なの?
(10月17日追記)
たまたま以下のような書評を見つけました。
ATMの利用料にムカついてる人、集合!~『銀行 儲かってます!』 荒和雄著(評:荻野進介)
最低でも、ATMの利用料にムカつけるファイナンシャルリテラシーを身に付けておくことが大切です。
笑える。俺も横浜の郵便局で19時に金下ろしたら、210円引かれてて、街中でぶち切れて友達に取り押さえられた経験あり。
これでリテラシーって言えるのかどうか疑問だが。
その話、昔聞いたことある気がする。
ぶち切れる感覚はリテラシーの持ち主と言えるでしょう。ただ、どのように感情を表に出すかは別の話かもしれないけど。
りそながATM手数料無料にするってなことを
今朝駅の広告にありました。詳細は調べてません(^_^;)
しかしね、手数料はね、痛いですよ。
ATMでお金を引き出すときに、
お金がでてきたあとの明細に小さく手数料○円って書かれるんですよ。
何をいいたいかって、
お金を引き出す前に画面で、こんだけの手数料がかかりますよって
言ってくれればいいのに。
一応、パンフレットにあるような、手数料体系はこうなってます、ってな説明はでるけど、
じゃ、私はそのなかのどこに該当するのか?とわからない。
とある条件をクリアしているかいないかで、手数料が違うので、ちゃんと手数料を取る前に教えて欲しい。
振込みのときは事前に出るのに。
そもそも、手数料を取ること自体に問題があるってなことかもしれませんが。
とにかく、システム面からみても、
ユーザビリティに欠けているシステムがおおいですね。
確かに、振込の時だけでなく、引き出すときも表示された方がいいですね。
銀行としては、普通預金の金利を下げることでお客さんに分かりづらい形で収入を増やすか(正確には費用を削減する)、金利は変えずに手数料という形でお客さんにわかりやすい形で収入を上げるか、二つの選択肢があるかと思いますが、現在の金利水準だと前者の選択肢は厳しいのかもしれませんね。
ちなみに、UKでは、以前はATMの手数料を取っていたようなのですが、顧客の怒りによって、全面的に取らなくなったそうです。そのかわり、現在金利は5.75%にもかかわらず、普通預金の金利はほぼゼロ(0.1%とか)です。