ひらめき脳

「ひらめき」について、脳科学の立場から平易に説明しています。
「ひらめき」というと、ぼくら普通の人間にはあまり必要ない事のような印象を受けますが、ビジネスの世界で解釈すると、「問題解決」と言い換えることができそうです。
何らかの問題があって、それを解決するためにはどうするべきかを普段から考え続け、ある時、ふとした瞬間に妙案が浮かぶ、ということは比較的よくあることだと思います。
ひらめくためには、リラックスした環境が必要であり、その環境は人によってそれぞれ異なる。そして、ひらめきは一部の天才だけに起こるわけではなく、すべての人の脳内にその種は確実に存在しているそうです。
エジソンの「天才とは、1パーセントのひらめきと99パーセントの努力のたまものである」ということで、いつか「ひらめき」が訪れたときに、それを確実に結果に結びつけるためには、日頃から地道な努力を続けることが重要だそうです。
ひらめき脳
茂木 健一郎
4106101629
ちなみに、ぼくが好きなのは次の一節です。
「試験の前の日に、英単語を一生懸命覚えたのに、テストの時になるとなぜか覚えている単語と忘れてしまっている単語があった、という経験はありませんか?脳科学によれば、そのような運命の分かれ目が生じるのは、本人の努力が足りないからではなく、海馬や扁桃核など、記憶に関わるシステムの微妙な関係性によっているのです。」(同書 P.120)
試験結果は本人の努力とは無関係なんですね(ちょっとムチャクチャな解釈ですが、、、)。暗記重視の試験は本当に嫌いです。
もちろん、前の日からではなく、試験のずっと前から何度も繰り返すことにより安定した長期記憶になる確率は高まるのだと思いますが、、、そして、このことを本人の努力と一般には言うのかもしれません。
ちょっと話がそれてしまいましたが、ぼくのような凡人であっても努力を続けていれば、いつかいいことがあるのかもしれません、、、

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