マーケティングのプレゼンですが、やはり打ちのめされてしまいました。
今週から担当の先生が交代し、ちょっとシニアっぽい人になっています。この先生はATカーニー、マッキンゼーでコンサルタントをやっていて、その後アカデミックに転じた方なので、プラクティカルな面と、アカデミックな面の両面で強いような気がします。
もちろん打ちのめされたのは、プレゼンのやり方うんぬんよりも、提案した中身についてなのですが、かなり厳しいコメント頂いたと認識しています。もっとも痛かったのは、インプリメンテーションの視点が弱かったことだと思います。
今回のテーマはCRM(英語版の方が充実しているようです)だったのですが、ぼくらのチームのプレゼンはCRMの枠組みを今回のケースにあてはめて説明したものの、実際にどうやっていくのか、それにはどの程度のコストがかかるのか、そしてそれによってどのくらいの収益が期待できるのか、といった数字的な裏づけを含めて具体的な部分が欠けていたように思います。
撃沈してしまったものの、今回のグループワークはいろいろな意味で大変勉強になりました。
もちろん上に述べたマーケティングのケースについての取り組み方、考え方といったものもそうなのですが、グループワークの難しさをいやというほど思い知らされました。
今回のグループワークは8人でした(これは学校からアサインされたチームなので変更はできません)が、8人のグループというのは多すぎます。やはり、多くても4人くらいでないと効率的に動くことはできないと思いました。また、このグループワークに対する各メンバーのプライオリティが異なるため、このミーティングよりも別のことを優先してしまって、平気で遅刻もしくは早退してしまう人がいたり、となかなか思うように進まなかったのも事実です。
それからMECE的な発想を持っている人が意外と少なく、なんでまたそこでそれが出てくるんだ?ダブってない?と思われるようなことがしばしばありました。それをきちんと説得できるほどの英語力があればもう少しうまくいったような気もしますが、それもまた決して容易ではありません。
学ぶことはまだまだたくさんあるようです。
グループリーダはいたんですか?8人のなかに。
いい質問ですね。いたと言えばいましたが、いなかったと言えばいなかったような。
つまり、議論をリードする人は確かにいたのですが、その人自身の意見も強く、かつその人が必ずしも正確な知識を持っていないにもかかわらずリードしてしまったため、厳しい状況に陥った、という感じでしょうか。
あー、それ、だめだめですよ。
会議の議長、裁判の裁判長をみててもわかるとおもいますが、
リーダー的存在、まとめ役は、決して自分の意見を言ってはいけません。
これ、基本です。
意見をまとめたり、舵取りしたり。
進行役だったり。
けっこう難しいものです。
そのリーダだから、そうなった、と、いうべきなんでしょうかね。
とはいっても、みなさん、知識レベルは同じくらいなんでしょ?
何事も勉強勉強ですよ。
だからダメダメだったんです。
知識レベルはみな同じくらいですが、通常は強い分野がそれぞれ異なる(ストラテジー、マーケティング、ファイナンス、アカウンティングなど)ので、いろいろな観点からの意見が出てきてバランスがよくなるわけです。
今回も分野はそれなりにばらけていたのですが、肝心のマーケティング経験者が誰もいませんでした。つまり、みんなこちらに来てから教科書読んで、授業を受けて、というレベルです。
今後のグループワークに活かしていきたいと思います。