管理会計という言葉はしばしば聞いていたものの、そもそもどういうことを指すのかいまいちわかっていなかったので読んでみました。大体のイメージをつかむためには手ごろな一冊だと思います。ただし、これは古い本なので、最近ではおそらくもっとよい本も出ていることでしょう。
図解 戦略経営のための管理会計入門
小宮 一慶
管理会計と財務会計の違いに始まり、管理会計の基礎知識(ROA, ROE, 標準原価計算、損益分岐点分析など)、もう少し進んだ内容(ABC, ABM, バリューチェーン、DCFを使った事業評価、IRRとハードルレート、EVA)と、結構広範囲に渡って書いてある気がします。
その分、各項目についてそれほど詳しくは書いていないので、必要に応じてもっと詳しい本を読む必要がある感は否めません。管理会計の入門書といった感じでしょうか。