外国為替の両替手数料ってかなり高いですね

こないだベルギー&ルクセンブルクに行ったとき、手元にユーロがなかったのでマンチェスターの空港で少しばかり両替したのですが、外国為替の両替手数料ってかなり高いですね。

為替レートおよび手数料はこのようになっていました(写真をクリックして拡大してください)。
合計50ポンドを替えられるだけユーロにしたのですが、何ユーロ分になったと思いますか?
まず外枠の手数料として、写真の一番下にもあるように合計金額の2%もしくは3.5ポンドのうち大きい方がチャージされます。今回は50ポンドしか両替しなかったので、3.5ポンド(約770円!)が手数料として問答無用で消えていきました。
そして、手元に戻ってきたのは60ユーロでした。これはこの日のレートだと44.01ポンドだそうなので、60ユーロと同時に余った2.49(=50.00-44.01-3.50)ポンドも返却されました。
もし、マーケットの真ん中で両替できたとしたら1.4815( = (1.5997+1.3633) / 2)で両替できるはずなので、65.2ユーロ手元に来たはずです。ということで、実際に来た60ユーロとの差額、5.2ユーロがいわゆるアスクビッドスプレッドによる手数料ということになります。これをポンドに換算すると、3.5ポンドになるので、外枠手数料3.5ポンドと併せて7ポンドが手数料として取られてしまったことになります。
以上をまとめると、47.51(= 50.00 – 2.49)ポンドを支払って60ユーロをもらったわけですが、そのうち手数料は7ポンド、つまり実質的な手数料率は14.7%(= 7 / 47.51)ということになります。高い!高すぎる、、、
ということで、空港での両替は最小限にして実際に現地で使うお金はベルギーのATMで英国の銀行口座から引き出していました。こちらの場合の手数料を計算してみます。
帰国後、銀行口座の明細を確認すると71.58ポンドほど引き出されている(もちろん自分で引き出したわけですが)取引がありました。これは、現地で100ユーロ引き出した時のものです。
どの瞬間の為替レートが採用されるのか不明ですが、帰国日に確認した為替レートは148.8円/ユーロ、220.2円/ポンド(いずれも仲値)だったので、ベルギーで引き出した時もこのレートだったと仮定します(正確なレートは不明なので)。
すると、100ユーロに相当するポンドは67.57ポンドになるはずなので、実際に落とされた71.58との差額4.01ポンドが手数料に相当します。これだと手数料率は5.6% (= 4.01 / 71.58)なので、先ほどの場合と比較すればまあ許容範囲かと思われます(それでもまだ高い気がしますが、、、)。
後半の計算では正確な為替レートが不明ですが、その誤差があったとしても、まだまだ現地のATMから引き出した方がずっと為替手数料は安いものと思われます。
為替手数料には注意しましょう!

2 件のコメント

  1. YU 返信

    旅行ブックにも空港両替所は高いので必要な分だけを両替ぐらいが良いと書かれてあったので、マンチェスター空港ではとりあえずそうしちゃいました。しかし、旅行者としてはと言うか私の場合、街中で両替に勇気がいる感じがしたので、出発する前に銀行や日本の空港で済ませました。ロンドンのど真ん中の両替所での出来事なのですが、3年?5年前イギリスへ旅行した方から、使っていたお札の餞別をいただいたのですが、現在新しいお札になっていたことを気づかなかった私は、両替所の方に小さくて早い英語を巻くしたてられ、古いから銀行で両替してくれ・・・みたいに言われて銀行の場所がわからないと言うと仕方なく10%(だったか・・・忘れちゃいました)手数料をとるが良いか?と言われたのでオーケーと返事し現在のお札に交換してもらった思い出があります。一人で英語もままならなかったので巻くしたてられた事が凄く怖くて、街中の両替所が怖くなってしまいました。

  2. yokoken 返信

    必要なお金は日本の銀行で両替するのが、レート的にも、サービス的にもよいかもしれませんね。
    ただ、レート的に最もよいと思われるのはクレジットカード払いおよびクレジットカードでのキャッシングだと思います。手数料という意味では最も安いと思います。現金を持ち歩く必要もないですし。
    英語でベラベラベラって言われると確かに、ちょっとひるんでしまったりするかもしれません。しかし、今まで外国で生活して、決してひるむ必要なんかないんだと感じました。むしろ、(気持ち的には)「あんた、何言ってんのかわかんないんだよね!もう少しゆっくり丁寧にしゃべってよ!こっちはネイティブじゃないんだから!」くらいで行けばいいと思います。また同じようなことがあったら、こんな感じで対応してみてはいかがでしょうか。

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