教科書的な本ばかり読んでいてもそれほど楽しくないので、ちょっと読んでみました。財務諸表(B/S、P/L、C/F)がどのような考え方を基に作成されているのか、がわかりやすく書いてありました。会計の知識が全くのゼロだとちょっと厳しいかもしれませんが、ぼくのように少し勉強したことあるけどいまいちわかった気になれない、といった初心者レベルの方には結構参考になる本だと思います。
実学入門 経営がみえる会計―目指せ!キャッシュフロー経営
田中 靖浩
ビートルズの251曲の権利をマイケルジャクソンが購入した話や、社台グループが馬主の権利を小口化して販売している話、そしてマクドナルドの100円バーガーの話など具体例が多く盛り込まれているのでわかりやすく書いてあると思います。
やはり貸借対照表や損益計算書的な考え方を理解するのは非常に大切な気がします。特にバランスシートの考え方はロバートキヨサキ も著書で述べているように、個人の資産運用の際にも有用でしょうし、ローンを組んで不動産投資をする場合などもまさにこの考え方が重要になってきます。
会計の基本的な事柄は、会社の管理職でなくてもビジネスパーソンとして知っておくべき知識なのだと思います。ぼくももっと勉強しなければなりません。
相変わらずですが、手元にあったのは古い版なので、新しい以下の方がよいと思われます。おそらく最近の時価会計などについてより詳しい記述があるのでしょう(たぶん、、、)。
実学入門 経営がみえる会計―目指せ!キャッシュフロー経営
田中 靖浩