専業主婦が年収1億のカリスマ大家さんに変わる方法

専業主婦が年収1億のカリスマ大家さんに変わる方法
鈴木 ゆり子
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加藤 ひろゆきさんの本に続き、鈴木ゆり子さんの本も読んでみました。この方、最初のころはかなり苦労されたようです。このような経験談を1500円+税というお金と少しの時間で読むことができるという意味では、読書はものすごくいい投資だなぁと思います。
例えば、

私が本格的に大家業をやってみようと思ったのは、1998年、埼玉県行田市のハローワークで「中卒に仕事はない!」と言われてからです。「仕事がないなら自分で事業をやってみるか」と思い、始めたのが大家業でした。
 でも、昨日まで内職でミシンを踏んでいた専業主婦が、知識のないまま不動産を購入するのですから、最初は失敗の連続でした。
 物件を紹介してくれた不動産業者には、高額の授業料を払い続けました。つまり、カモにされていたわけです。 P.18

とありますが、これらの経験を身をもって体験されたことによって

不動産売買をするからには、きちんと勉強しなくてはいけません。知らないことは罪なのです。 P.30

という結論に至られたのでしょう。株式投資は数万円からできるため敷居が低く、たとえ失敗しても投資した数万円程度ですが、不動産投資の場合、ローンを組んでしまうと場合によっては取り返しのつかないことになりかねません。
ベンジャミン・フランクリンの次の言葉を肝に銘じておきたいと思います。

An investment in knowledge
always pays the best interest.
        Benjamin Franklin
知識に対する投資は、
常に一番の利益を生み出す。
        ベンジャミン・フランクリン

引用はこちらから。
http://quotations.livedoor.biz/archives/50525820.html

人間関係づくりこそ、大家業をうまく回転させる最大のコツなのです。 P.45
どうしても素人の手に負えない部分は、必要以上にがんばらず、専門家に頼みます。 P.62

一人ですべてをこなすのは限界あると思います。困ったときに各分野で頼れる人を持っているかどうかで、まるで世界は変わってくるのだと思います。
MBAとかもそうですよね。経営の専門家みたいな印象があるかもしれませんが、広く浅くは理解できるもの、逆に言えば各分野の専門家にはかなわないわけですから。

私は子どもたちに「昼の仕事と夜の仕事を持ちなさい」と言っています。
これは「お金教育」です。
昼の仕事とは、自分が汗水たらして稼ぐ仕事。夜の仕事とは、寝ていてもお金を稼げる仕事です。 P.195

ロバート・キヨサキさんと同じことをおっしゃられている気がします。

人生って面白い。トラブルが起きても楽しい。でも、世の中、生きている限り、解決しない問題はないのです。明けない夜はないと言いますが本当です。
 それには誠意を持って話すことです。ときには誠意を持って接しても、通じない相手がいるでしょう。でも誠意を持ってやっていれば、周りの人は必ず見てくれています。一人の入居者さんには通じなくても、ほかの入居者さんが、「大家さんは一生懸命やっている」とわかってくれます。 P.211

これを読んだ時、次の言葉を思い出しました。

「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」
(江戸時代の儒学者、細井平洲の言葉。平洲は米沢藩中興の祖・上杉鷹山の師。鷹山が米沢藩に藩主として赴くときに送ったとされる)

上杉鷹山の経営学―危機を乗り切るリーダーの条件 P.174 より引用。
この本も、とても参考になりました。

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