銀行経営は難しい

Global Banking の授業でやっている銀行経営ゲームですが、かなり面白いです。
先週後半に第一回目(第一四半期)の結果が出たのですが、4チーム中株価で見ると2位でした。各チームの株価は以下の通りです。
Bank1 114.8
Bank2 101.6
Bank3 103.6
Bank4 115.7
ぼくらのチームは、Bank1を経営しています。株価はもともとどのチームも112.9からスタートしているので、ぼくらのチームはわずかながら上昇したことになります。
この結果だけならよさげに見えるのですが、Capital adequacy ratioが1.048から1.001に低下してしまったため、調達コストの上昇を招いてしまいました。このCapital adequacy ratioは、Total qualifying capitalをRequired capitalで割った比率で、ゲームの中では高ければ高いほど調達コストが低下することになっています。おかげで、6ヶ月CDでの調達レートが8.69%から9.16%に上昇してしまいました。この間、残存6ヶ月の国債の利回りも0.16%ほど上昇しているので、一部には金利全体が上昇した影響もあるのですが、明らかにCapital adequacy ratioによる影響も受けています。
単純にビジネスを拡大しようとすると、Capital adequacy ratioが下降して、調達コストが跳ね上がってしまう、というわけです。Prime、High、Mediumのコマーシャルローンはそれぞれ計上される規制資本が4%、5%、6%と異なるため、RAROC(risk-adjusted return on capital)を考えながらビジネスを拡大しないと、容易にCapital adequacy ratioの低下を招いてしまいます。
ごちゃごちゃと書きましたが、簡単に言うと「こちらを立てればあちらが立たず」といった感じで、銀行経営は非常に複雑で難しいなぁ、ということを早くも実感しています。ビジネスのサイズ、利益率、規制などのいろいろな面を同時に見つつ、かつALM的な観点からも市場リスクを考慮したり、、、と大変ですが、このゲームかなり面白いです。
MBSで選択科目を取られる方で銀行に興味のある方にはおすすめです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です