レバレッジ・リーディング

いろいろなビジネス書を読みたいと思うものの、なかなか効率的に読むことができないと感じていたため、読んでみました。ビジネス書の読書に対する考え方がちょっと変わるかもしれません。
レバレッジ・リーディング
本田 直之
4492042695
この著者にとって読書とは、「投資活動そのもの」だそうです。ぼくの好きな言葉が出てきました。

この1500円の本から学んだことをビジネスに活かせば、元が取れるどころか、10倍、いや、100倍の利益が返ってきます。
(中略)
読書ほど格安の自己投資はありません。

ビジネス書から学んだことをビジネスに活かしていけば、必ずその見返りがある、と。そして、初めはその見返りが少ないかもしれないが、「多読」することにより、その効率が上がっていき、最終的には100倍くらいのリターンを得られる投資になる、と書かれています。
例えば「カテゴリー集中法」と呼んでいる同じジャンルの本を徹底的に読む方法が紹介されています。これは、同じジャンルの本を多数読むことによって、そのジャンルに共通する原理原則を理解しよう、というもののようです。1冊の本だけではその著者個人の考え方しか知ることができないと。
思い起こせば、ぼくが不動産投資を始める前にはひたすら不動産投資関連の本を読みあさりました。初めてのことだったので、とにかくたくさん読んでできるだけ多くのことを吸収しようと思ったからです。そして、不動産投資で成功された方の実例がいろいろ載っていたわけですが、中には「たまたまうまくいったかもしれないけど、一般的にはこの方法はマネしづらいだろう」と思うような方法もありました。そして、たくさん読んでいくうちに、実際に投資をする際にはどのような点に気をつけるべきか、などのポイントがだいたいイメージできるようになってきました。「カテゴリー集中法」というのはまさにこれだったのだと思います。
他にも、どのようにして良書を取捨選択するか、具体的な本の読み方、読んだ後にすべきこと、などが載っています。このようなスキルって、人生のうちでできるだけ早い段階で身に付けられるとかなりその後の人生が違ってくる気がします。がんばって身に付けてしまいたいものです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です