Sainsbury’sの勤務態度

昨日、セインズベリーのレジの人が話しかけてくることがあるという話を書きましたが、話好きは対顧客に留まりません。従業員同士でもかなりおしゃべりしている姿が見られます。
そして、お客さんがキュー(レジを待つ列)にけっこう並んでいたとしても、レジの脇で楽しそうにおしゃべりしている人が普通にいたりします。完全に話の内容を聞き取れるわけではないので、ひょっとしたら楽しそうに業務上の緊急の議論をしている可能性も完全には否定できませんが、かなりの確率で世間話だと思います。
なぜこの話を書いたかというと、たまたま以下の記事を見つけたからです。
以下、日経ビジネスからの引用です。

銀行窓口は大行列 それでも行員はトランプ遊び
お客も呆れる 中国4大銀行の1つ「中国工商銀行」のサービス
2007年4月12日、中国共産党中央委員会の機関紙「人民日報」のインターネットサイトである「人民ネット」は李天行記者の署名入りで、「お客は行列、銀行員はトランプ遊び」という記事を掲載した。
(中略)
李記者が口座開設申請用紙に記入を終えたのは12時47分であったが、李記者の前にはまだ50人近いお客が順番を待っていた。そこで、ロビーを改めて見渡すと、行員が業務を行っている窓口は1カ所しかなく、その行員の後ろに行員がもう1人いて、2人は休みなくくだらない世間話をしていた。
お客が待っている中で銀行員たちがトランプ遊び
 そうした業務態度と順番待ちで心急くお客たちとの対比は際立ったものだったが、目を転じると、なんとロビーの西側では6人の行員たちがトランプに打ち興じていた。一方、会社の昼休みが終わりに近づくにつれて、順番待ちしていたお客が待ちきれずに1人、2人と帰って行く。
(中略)
トランプは論外としても、順番待ちしているお客に見える場所で昼食を取ったり、業務中におしゃべりに熱中するといった中国の銀行に伝統的な悪習は速やかに断ち切ることが先決だろう。

全文を読みたい方は以下をご覧下さい。
銀行窓口は大行列 それでも行員はトランプ遊び (世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」):NBonline(日経ビジネス オンライン)
上記の記事では、中国の銀行に伝統的な悪習として叩かれていますが、同じようなことはここイギリスでもしばしばあると思います。
それから勤務態度と言えば、何かモノを探していて、「XYZはありますか?」と従業員の人に聞いた場合、その従業員が分からない場合には、こちらでは
「ああ、ええっと、、、わかりません」
で終わってしまいます。日本であれば顧客のニーズ(その品物があるかどうかを確認したい)を満たすために、例え自分が分からなかったとしても、
「少々お待ち頂けますか。確認して参ります。」
とかって形で他の人に聞きに行くことが多いと思います。しかし、それがこちらではなかなか無いような気がします。
日本では当たり前と思っていることが、世界ではまったく当たり前でなかったりするわけです。
世の中まだまだ知らないことが多いです。

2 件のコメント

  1. yoshy 返信

    イギリスのサービスって期待できないという前提で、ウエイトローズ(Waitrose)に行くと感動します。やや高級目なスーパーなのですが、品揃えも良く、スタッフの対応が総じてすばらしいです。買いたい商品が見つからない時に、スタッフに確認するとその場所まで必ず連れて行ってくれます。何だか当たり前な気もしますが、これって、イギリスに居るとうれしくありません??

  2. yokoken 返信

    そんなサービスのスーパーがイギリスにもあるのですか?それは感動してしまうかもしれません。
    早速最寄のウエイトローズを探してみたところ、10マイルほど離れていました。どうりで見たことがないわけです。
    どこかでチャンスがあったら、ぜひ店員さんに商品の場所を聞いてみようと思います。

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