国家の品格

やっと読んでみました。一言で感想を言うと、「なんだかなぁ」という感じでしょうか。
国家の品格
藤原 正彦
4106101416
ちょっと決めつけすぎてないでしょうか?という気がしました。証券会社で働いている人間を全否定されたような、、、

「会社は株主のもの」という論理は、私には恐るべきものに思えます。会社は、言うまでもなくそこで働く従業員のもので、株主は多くの関係者の一つくらいの存在でしかない。 (P.28より)

論理よりも情緒、民主主義よりも武士道精神、というあたりが主題なのだと思いますが、一部は共感できても、全面的に賛成とはなかなか思えません。
言いたい事を本音でズバズバ書いているので、分かりやすいとは思いますが、冒頭に出てくる著者の奥様の見解も最もな気がしました。

もっとも、いちばん身近で見ている女房に言わせると、私の話の半分は誤りと勘違い、残りの半分は誇張と大風呂敷とのことです。

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