不動産市場の透明性が上がるようです

本日の日経新聞5面に記事が載っていたのですが、国土交通省がいよいよ不動産の取引価格を公表していくようです。
オフィシャルなアナウンスはこちら↓
土地取引価格情報の公表について
株式市場の場合、いくらで、いつ、どのくらい取引されたのか、インターネットなどでも手軽に情報を取得することができます。これは取引所に注文を集めて、取引所が注文をつきあわせているからです(株式と言っても、上場されている株式の場合ですが)。
ところが不動産の場合、ある一つの物件について一日に何度も売買されるなんてことはありません。そして、全く同じ物件というものは存在しないわけです。同じマンションであっても、部屋が異なれば、価格は異なってくるわけです。で、実際のところいくらで売買されたのか、今まではなかなか情報が得られなかったわけです。それを今回、国土交通省がデータベースに蓄積して、四半期毎に公開していこう、というわけです。
物件が明確に特定できるほど詳細な情報は公開されないようですが、「このあたりの物件であればだいたいこのくらいが相場」という水準がわかるようになるわけです。つまり、不動産を売買する場合は、このデータベースにアクセスして事前に調べておけば、とてつもなく割高な価格で買ったり、割安な価格で売ってしまうことを防げるわけです。
そういえば、昨年、不動産を取得した際に、ぼくもこのアンケートに記入して提出しました。ぼくのデータも使われるわけですね。
価格の透明性が向上するのは、市場(マーケット)がより効率的になるということなので、よいことだと思います。

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