エッセイ対策

アプリケーション(出願書類)の中でかなりのウエイトを占めると思われるのがこのエッセイです。予備校のエッセイカウンセリングを受けながら作成していきましたが、その道のりは決して平坦なものではありませんでした。どのような形で書いたらいいのか、感覚的によくわかりませんでしたので、以下に挙げている参考図書を初めにパラパラと読んでイメージをつかみました。各質問に対してどのようなレベルで書いてあるのか(”ethical dilemma” とか言われても、ピンと来ないですよね?)を知るためには、とても参考になりました(高尚な内容ばかりかと思いきや、意外と日常的な内容だったりするものです)。
大きく分けると、質問に対して適切な内容になっているか、それは内容として説得力があるものか、オリジナリティはあるか、英語は文法的には正しく書けているか、英語の表現としてある程度のレベルか、あたりがチェックポイントになるかと思います。英語のレベルについては、GMATのAWAの原稿をスクール側は見ることができるようなので、AWAが低い人が(英語として)あまりにクオリティの高いエッセイを出すと疑われる、というウワサもあります。
エッセイ作成の初期段階でのネタ出しとしては、予備校で日本人カウンセラーのカウンセリングを利用しました。8月くらいから週1回くらいのペースで通い、9月頃までには自分についての情報をまとめたワークシートの作成が終わりました。その後、ネイティブカウンセラーによるカウンセリングが始まり、こちらは2週間に1回くらいのペースで始めていきました。基本的には自分で英語のエッセイドラフトをすべて作成し、それをカウンセリング前日までに送付しておきます。そして、当日はドラフトについて、どのような意図で書いたのか聞かれたり、アドバイスを受けたりしながら問題点を明確にし、それについて修正した後にまたカウンセリングを受ける、というパターンを繰り返すことになります。この際に活躍するのがICレコーダーです。カウンセリングの内容はすべて録音しておくと、帰ってからカウンセリングの内容を忘れてしまった場合でも再度聞くことが可能ですし、カウンセリング中にメモを取る必要がなくなるので、貴重なカウンセリング時間の節約になります。また、時折「ぼくだったらこんな風に書くな」とか言いながら英語で表現を言ってくれますので、それを家に帰ってから聞きなおしてそのままエッセイに使うことも可能です。
エッセイを作成する順番としては、合格した場合に行ってもいいな、と思える学校の中で、質問数が多い学校のものを最初に作るのがいいと思います。質問数が多いと、書く内容がバラエティに富むので、2校目、3校目の作成の際によりスムーズに進めることができると思います。ぼくは質問数の多いマンチェスター(13+1)から取り掛かりました。なんだかんだ言って、2校目、3校目はコピーペースト+ちょっとした編集で済むことが多いので、初めの1校分をしっかり作っておくと後々ラクになります。マンチェスターのエッセイを作り終わるまで、5回程度のカウンセリングが必要でした。
次にエッセイの数は少ないものの(2つ)、制限語数が多い(1000 words と 2000 words)スクールのエッセイに取り掛かりました。1000 words の方はWhy MBA?などの基本的な質問でしたので比較的すんなり終わりましたが、2000 words の方はカウンセリングで3回目の時に、ちょうど2000 words 程度に収めて自分なりにはけっこういいかな、とも思っていたドラフトについて、ダメだしが出たので(「根本的にネタを考え直した方がいい。ゼロからもう一度考え直して」と言われました。アイデアについては前々から言ってあったし、フレームワークについてもドラフトを書いてあったにもかかわらず、ですよ!)、気分転換するために、また、より志望度が高かったスクールの出願に影響を与えたくなかったために、別のスクールのエッセイに取り掛かることにしました。こちらは3回程度で終わりました。
こうしてネイティブカウンセリングを使ってはいたものの、ネイティブチェック(英語表現、文法など)をきちんとはやってくれるところではなかったので、念のため通信添削してくれるところに最終チェックとして添削してもらいました。
途中では会社で留学経験のある先輩や、一緒に留学準備をしている社内の仲間に読んでもらっていろいろ意見を聞いたりしながら改善していきました。
日本人のためのMBA エッセイ インタビュー キャリア対策
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